平成27年度学生まちづくりコンペディション・成果報告会のご案内

このたび、HIT Teamたねちゃんが活動をして参りました

ICTで種差海岸の今を世界に発信!!に関する

八戸市主催による成果報告会(H27年度学生まちづくりコンペディション)が、下記の通り実施されます。

皆様ご多忙かとは存じますが、是非はっちに足を運び、私たちの活動の様子をご確認頂けますと幸いです。

日時 平成28年2月27日(土)午後2時~
場所 はっち1階 はっちひろば

H27年度学生まちづくりコンペディション

八戸市のホームページでも

八戸市ホームページ(学生まちづくりコンペディション)

にて開示されています。

屋外に設置した太陽光発電遠隔監視システム(2号機)は2016年に入って最高の発電量を記録しました

八戸市の屋外に設置した自作の教材用のラズベリーパイ(Raspberry Pi)というLinuxマイコンと50Wの太陽光パネル、12V・20Ahの蓄電池からなる下図の小型で安価かつ運用コストの低い太陽光発電遠隔監視システム(2号機)は、1月22日(金)に2016年に入って最大の発電量を記録しました。

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以下の図に示すように昨日との発電量の差は明白で、連続して35Wを超える時間が3時間を越えていることから、その他の時間の発電量の積算も考えると、ざっくりと35×4=140Whは発電していると思われます。但し、実際の1日のトータルとしての発電量は各時間の発電量の瞬時値の時間積分(弧の面積)で計算できるので、正確な発電量はこの理論に基づいたシステムへのプログラムの組み込みが必要です。今日の発電特性はデータが綺麗な弧を描いているので、多分この時期のチャンピオンデータでしょう。

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また、この図より15時以降に急激に発電量が低下していることも確認でき、この時間から日が西に傾きパネルへの入射角が大きくなることが理由と思われます。

さらに、1ヶ月近くの観測で分かってきたことは、冬場には数日間にわたり発電が見込めない日があるため、晴天の日に蓄えた電力を長時間消費するために、より大容量のバッテリーが必要なことです。

八戸市での太陽光パネルを用いた発電特性については、大分把握が出来てきたので、引き続きシステム改善のためのデータ収集を続けて参ります。

屋外に設置した太陽光発電遠隔監視システム(2号機)は無事に吹雪を乗り切りました

2016年1月18日(月)の夕方から深夜にかけ、八戸市内は激しい風に見舞われました。なので屋外に太陽光発電遠隔監視システムの2号機を設置したHIT Teamたねちゃんはとても不安だったのですが、無事に吹雪を乗り切ることが出来て一安心です。写真は翌日の1月19日(火)のシステム周りの様子です。

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ご覧の通り、特にパネルは完全に雪に埋もれてしまいました。

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但し2号機自体は今のところ、昨日に引き続き蓄えた電気を消費しつつ、連続動作しています。これを見ると、昨日、本日と全く発電しておりませんが、現時点でバッテリー電圧は12.1Vなので少し余裕があります。このシステムの平均消費電力は2.8W程度なので、あと1日くらいは太陽光による発電がなくても動作を維持できそうです。

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一方、別の場所に設置したシステム(1号機)は12Ahと小さな容量のバッテリーを用いているため、電圧は11.15Vで非常に厳しい状態です。本システムは10.6V程度でバッテリーからの負荷への電力の供給を停止するので、この状態では多分、明日の朝までの連続稼動は見込めません。理由として、この場所に設置したシステムはUSB接続の温度・湿度センサも接続しているので、消費電力が3.2W程度と若干多くなっていることがあげられます。

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というわけで現時点では、八戸市で50Wの太陽光パネルを用いて常時3W程度の消費電力を有する装置を連続稼動するためには、3,4日の悪天候時の蓄えた電力の消費を考慮すると、20Ah程度の容量が大きなバッテリーが必要であると判断しています。

もしくは低消費電力なマイコン、センサおよび無線インターネットアクセス機器を選択し、システム自体の低消費電力化が必要です。これは今後の開発の課題となりそうです。

八戸市にあるスーパーよこまちのお鮨がとても美味しい テイクアウト

1月18日(月)は学校の帰りにスーパーよこまち類家店に寄り、夕ご飯のお鮨を買って帰りました。私は八戸市内のスーパーで売っている寿司を高く評価しています。とにかくネタが新鮮で美味しいし、握り方もお米がふわふわで、とてもいい感じです。出張時に八戸市外や青森県外の日本中の各都市でもスーパーなどでパック寿司を買うことがあるのですが、私の知る限りでは八戸のが一番美味しく感じます。この日に買った持ち帰り寿司パックのネタは、マグロの赤身、イカが2種類、カジキ、サーモン、アナゴ、ウニ、えび、ねぎとろ、といった感じですが、どれもとても美味しいです。定価の780円に対して40%引きという激安特価!よこまちさん、いつもありがとう。

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他に、サイドメニューとして、八戸産いかの酢味噌和えと肉餃子も買いました。ガッツリ系ですな。よこまちメニューとしては、個人的にきゅうり酢も好きな惣菜の一つです。

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八戸市内のスーパー関係のお寿司としては、ちょっと前まで、よこまち旭ヶ丘店に勢登鮨 (せとずし)というのがあって、ここは寿司が小ぶりで値段がリーズナブルなのが売りだったのですが、この前NTT docomoの先生に食べてもらうランチの買出しで来店したら勢登鮨は撤退していました。とても残念です。勢登鮨のお寿司を買うためには、八食センターか、三春屋に行く必要があるようです。あと、青葉にスーパーやまむらという店があって、毎週土曜日に生寿司を安く提供しているので、ここもお勧めです。

この日に買ったよこまちストアのレシートを見ると、ポイントが931点もたまっているので(どんだけよこまちストアに貢献してるんでしょうか)、機会があったら使いたいです。八戸市内のスーパーのお寿司、お勧めです。出張等で八戸にいらっしゃる機会があったら試してくださいね。

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海鮮太巻きです。安価なのに超美味でおすすめです。

   

海鮮生寿司です。よこまちストア旭ヶ丘店にて購入。勢登鮨が撤退してしまったのですが、それに近い寿司が購入できるのが嬉しいです。

サーモンたっぷり巻きです。私が子供の頃は、サーモンの寿司は全く食べなかったのですが、安価で安いので良いと思います。

よこまち旭が丘の生めばちまぐろにぎりです。旭ヶ丘店は寿司を小分けで買えるのが嬉しいです。メバチだけあって、味は超美味しいです。

ブリ握りです。寒ブリは油が乗っていて最高に美味しいです。

いわしにぎり(しめいわし)です。最近は市中で生イワシいをよく見かける気がします。

光り物なので生臭さは若干残りますが、それでも通なら美味しいと感じるマニアックな一品だと思います。

海鮮丼です。激安なのに普通に美味しいのが良いでです。

追伸

別の日に生本まぐろづくし寿司というのを頂きました。本マグロなんてめったに食べられるものではなかったので、とろとろな触感を堪能させていただきました。

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まぐろ三色丼です。2種類のマグロの刺身とネギトロが楽しめ、ボリューム満点です。

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竹です。ウニやカニなど、豪華な食材がふんだんに使われています。

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海鮮にぎりです。ワンコインで色々食べれるのがいいですね。

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ランチ寿司です。400円というランチ価格でおすしが楽しめます。

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広告品の旬鮮にぎりです。よこまち吹上店の製造というのが珍しいです。500円という激安で、うに、いくらが入っている太っ腹なセットで、めちゃめちゃ美味しかったです。

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握り寿司(梅)です。500円で買えるのが嬉しいです。

特上パーティー寿司で、よこまち旭ヶ丘店による製造だそうです。NTTドコモ先進研究所の先生が来八された時にお出ししたものです。

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焼きサバ寿司です。これは青森市油川の幸福の寿司本舗から取り寄せているようです。これはドコモの先生に食べてもらうために自腹で購入しました。

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追伸

よこまちストア類家店は2016年7月20日をもって38年間の歴史を閉じ、閉店するとのことです。いつもお世話になっていたので、とても残念です。私のよこまち類家店とのお付き合いは、是川から類家に引っ越してからの3年程度と短い期間ではありましたが、関係の皆様にはとてもお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

よこまち類家店がなくなってしまったので、最近はみなとや青葉類家店で寿司を買うのですが、ここの寿司もイクラなどが入っていて意外と美味しいです。

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別の日には、みなとやでホタテ入りの寿司も買いましたが、帆立が新鮮な感じでとても美味しくいただけました。

ジョイス八戸石堂店の握り寿司 磯風です。イクラやホタテなど高価な食材が沢山使われており、普通に美味しいです。

結局、八戸市内のスーパーの寿司は、今のところ何処のも陸奥男山と良く合い美味しい感じです。

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レモンマートやまむら諏訪店の398円の激安寿司です。ネタは美味しいのですが、ご飯が型で抜いたような感じで握っている感が無く、微妙でした。値段は安いのですが、これは残念です。

 

やまむらのお寿司(海鮮丼)で、398円とやはり激安です。以前ここで買って食べた生寿司が微妙だったので、かなり警戒していたのですが、この海鮮丼は載っているネタが新鮮で、かつご飯とのマッチングも良く超美味しかったです。卵焼きも美味しく頂けました。

特にボタン海老?みたいな高級なネタが載っていたのが印象的でした。

その後、青森市波岡の連れの実家で、ユニバース黒石富士見店で買ってきて頂いた寿司を頂きました。こちらも普通に美味しかったです。ユニバースの本部は八戸だからかな?と勝手に思ってしまいました。

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ユニバース南類家店による6種の海鮮チラシです。甘えび?、カニ、イクラ、イカなど豪華な食材が乗っていて普通に美味しかったです。

 

JR八戸駅(新幹線駅)構内の寿司である鮨市の持ち帰れるテイクアウト寿司、回転鮨十貫セットBになります。味としては普通に美味しかったのですが、ネタとしては八戸構内の回転寿司で金額を税込み1000円におさえる涙ぐましい努力の結果とも言えます。本格的なすし屋での1000円という安価に文句を言ってはいけないのでしょうが、あえて言えば、この値段でこの味ということになると、八戸市内のスーパーのパック寿司の美味しさかが気になってしまいます。

イオン田向で購入した2種の海老入りにぎり寿司です。ネタはまぁまぁ良かったのですが、シャリが型で抜いた(機械で成形した?)感じで握った感が全くなく、ボソッとして残念な味でした。4割引で買えたことに感謝しなければいけないのでしょうが、やはり大型スーパーで寿司を買ってはいけないことを再認識しました。

さくらの八戸店の地下にある魚売り場の仙台北辰鮨による、特選(上)にぎり鮨Aです。値段が1000円と立派で、ネタも豪華なものが乗っているのですが、味としてはいたって普通でした。何かが足りないと感じたのは何故でしょうか?ただし、卵焼きはなかなか美味しかったです。

八食センター場内にある島脇水産(シマワキ水産)のウニいくら丼です。場内は飲食ができるテーブルが沢山設置されているので、早速食べてみました。

ウニは新鮮で甘みがあり、衝撃的な美味しさでした。八戸の近郊は久慈から種市(洋野町)、階上とかけ良質なウニの産地なのですが、その新鮮なウニが気軽に食べれるとあって、八戸に住んで良かったと、あらためて思う次第です。イクラも醤油が良く浸かっていて、みずみずしい美味しさです。ガリは辛めで本格的な味がしました。あと、エビや卵焼きも普通に美味しかったです。

今回、シマワキ水産で新鮮な海鮮丼を食べたところ、まさに魚屋直営の寿司屋といった感じで、スーパーの鮨や海鮮丼との次元の違いにびっくりした次第です。

また別の日には、シマワキ水産の生寿司にもチャレンジしてみました。本来はシマワキ水産内のカウンターで握りたての寿司を食べると美味しいのでしょうが、パック寿司だと自宅でゆっくりと食べれるというメリットもあります。先ずは、1000円の上寿司です。マグロ、ハマチ、サーモン、ボタンエビ、イカ、ホタテ、エンガワ、マグロ中落ち、イクラといった豪華な寿司です。

とにかくネタが新鮮で大きく、超美味しかったです。

こちらの上寿司は、マグロ中落ちがウニに代わったものです。

こちらもネタが大きくて、超美味しく頂けました。

番外編として

日本で一番の売上を誇ったらしい、類家のスシロー八戸店のスシローセット12種・24巻です。ここ数年で、かっぱ寿司、くら寿司、函太郎、平禄寿司など、大手の回転寿司チェーンが進出し、テイクアウト (持ち帰り) での業績も良好だそうで、八戸の寿司業界を脅かしているわけですが、やはりというか作り置きしていることもあり、味としては平凡な感じです。但し、これで税抜き1200円なので、コスパとしては最高に高いと言えます。シャリが小さいので、たくさんの種類が食べれるは、面白いと思います。あと、サイドメニューも同時に持ち帰れるのも魅力と言えます。

   

仙台平禄寿司・八戸店による持ち帰りのT牡丹です。流石に、1パック1000円強と安いのですが、普通に美味しかったです。

屋外に設置した太陽光パネルによる遠隔監視システム(2号機)は吹雪の中で元気に稼働中

2016年1月18日(月)は八戸市はかなり激しい吹雪に見舞われています。これにより、市内の屋外(屋上)に設置したラズベリーパイというLinuxマイコンを用いた自作の教材用太陽光パネルによる遠隔監視システム(2号機)は太陽光パネルだけでなく、防水ケースも雪の中で埋もれた状態で発電量はゼロですが、装置自体は前日までにバッテリーで蓄えられた電気を使いながら(システムの稼動電力は3W)、元気に連続稼働中です。ちなみにバッテリーは長期間の悪天にも耐えられるよう20Ahのものに換装してあります。

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図の通り、これで屋外に設置して5日が経過していますが、さらに雨季の長雨や真夏の長時間の炎天下、地震などの自然災害を乗り切ることが出来れば、本格的な実用に耐えられるシステムとなります。

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なので、引き続き動作の状態を監視して参りたいと思います。

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八戸市類家の国道45号線沿いにある横浜ラーメンちとせ家に行きました

2016年1月13日(水)は八戸市類家の国道45号線沿いにある横浜ラーメンのちとせ家に行きました。八工大のある階上方面から市内に下り、よこまち類家店や、ステーキけん、吉牛の手前と説明すれば、分かりがいいでしょう。仕事帰りの到着なので、真っ暗です。ここのラーメンはいわゆる家系で、20年前の青森にはなかった味を売りにしている、十和田というか六戸やむつ市に展開している刻乃家や、その分家といわれる河原木の家系家と同じ感じの系統です。確か、城下辺りにたつの家という姉妹店があったかと思います。

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最近は、黒豚骨ラーメン、赤豚骨ラーメンといったメニューを売りにしているようです。店の入り口は写真な感じで、お一人様でも入りやすい感じです。入り口の券売機で食券を購入します。

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店内が綺麗なのも評判のようで、私がいつも注文するのは、店で定番と思われる730円のしょうゆ豚骨です。ここのラーメンは麺が太いのが特徴で、モチモチの麺が濃厚なスープに絡まって劇ウマです。連れは少し味が濃いといいますが、男子的にはイケナイ味がして大好物で、たまに無性に食べたくなるクセになる味です。ここに来ると、いつも無料のライス大も食べているのは連れには内緒です。

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別の日には、店のイチオシである、黒マー油!黒豚骨というのを卵を追加して食べてみました。

マー油の香ばしさが際立った感じがしました。

専門家からは、横浜というか神奈川の方にある本来の家系との違いについて議論があるようですが、とにかく美味しいので、別にそういうことはいいんじゃないかと思います。ここのラーメン、とにかくお勧めです。

 

太陽光パネルやバッテリーの発電充電状況も含めたセンサ情報遠隔監視システム(2号機)を屋外に設置しました

2016年1月13日(水)はラズベリーパイというLinux OSの動作するマイコンによる太陽光パネルやバッテリーの発電充電状況も含めたセンサ情報の遠隔監視システム一式(2号機)を防水ケースに入れて屋外に設置し、追加の防水処置を施しました。

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すでに50Wの太陽光パネルを取り付けた発電状況等の長期データは取得済みなので、今後は実際にシステムが雨風や降雪、さらには温度変化に負けず、動作し続けるかの確認となります。よって、連続運転しつつ今後の推移を見守りたいと思います。

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携帯電話の父と呼ばれている奥村善久先生の話を聴講しました

2016年1月12日(水)は八戸工業大学工学部電気電子システム学科の講義室で情報通信法規という授業にてNTT docomoの奥村幸彦先生の講義を聴講しました。もちろんHIT Teamたねちゃんメンバーも複数の人がこの講義を受講しています。 その講義の最後に、日本が誇る携帯電話の父と呼ばれている奥村善久先生の話を聞くことが出来ました。ちなみに、この講義の講師の奥村幸彦先生は奥村善久先生とは直接の親類ではありませんが、善久先生が受賞時にNTTグループとして関係省庁および報道機関と対応する必要があり、善久先生の秘書的な役割で様々なお仕事に当たられたそうです。

皆さんは携帯電話サービスは、どの国が世界で最初に商用化されたかご存知でしょうか?正解はなんと日本なんです。1979年12月3日、世界初の準マイクロ波(UHF)帯セルラー方式による商用自動車電話サービスを東京23区で開始しました。

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この事業に多大な貢献をしたとして、金沢工業大学名誉教授で電電公社OBの奥村善久先生が工学界のノーベル賞とも言われているチャールズ・スターク・ドレイパー賞を2013年に受賞されました。受賞理由は、自動車・携帯電話ネットワーク・システムおよび標準規格に対する先駆的貢献です。

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とても名誉なことなので、NTT docomoからもプレスリリースがされています。

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2013年2月19日のNAE表彰メダル授与の様子です。

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授与されたメダルと表彰状です。同時受賞者は、北欧・ノルウェーの研究者Thomas Haugさん、AT&Tの研究者のJoel Engelさん、Richard Frenkielさん、世界で始めて携帯電話でAT&Tのライバルと電話した元Motorola(モトローラ)社員のマーティン・クーパー(Martin Cooper)さんという、そうそうたる顔ぶれです。

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奥村先生の具体的な受賞理由として 1.VHF・UHF帯移動無線での電波伝搬特性の解明と奥村カーブの確立 2.大容量・広域自動車電話方式の構想および実用化計画の策定 があげられます。

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1962~1965年当時は電卓も無かった時代ですから、真空管製の測定器を三菱のバスに積み込み、ペンレコーダで受信電界強度を記録しつつ、都市部の電波伝搬特性を記録していたそうです。そしてこれらの測定結果を都市の形状等で分類して図にまとめたものが、無線通信関係者にはとても有名な奥村カーブです。奥村カーブは都市部では自由空間伝搬損失がそのまま適用できず、建物による遮断や散乱の影響で、受信電界強度が下がることを示しており、この図は現在でも、携帯電話サービスを構築時のシステム設計のよりどころとされています。

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さらに、当時の電電公社の無線通信技術といえば、YRP野比駅にある横須賀通研(今はNTT未来ねっと研究所でしょうか?)が総本山みたいなイメージがありますが、奥村先生は武蔵野通研の移動無線研究室長として、大容量・広域自動車電話システムの研究実用化を牽引されました。また、昭和46年6月にAT&Tベル研究所に訪問し、セルラー方式の研究についてベル研メンバーと議論をしたそうです。そのメンバーに今回の受賞者2人が含まれています。

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その後、電電公社・電気通信研究所における8年の研究開発を経て、セルラー方式が1979年に東京で世界で始めて実用化されました。現在検討されている第5世代(5G)の携帯電話システムも、この奥村先生たちの成果である第1世代(1G)の技術を引き継いでいるとも言えます。

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写真は総務大臣からの表彰で、協同研究者の岡山大学教授・秦 正治先生です。

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秦 正治教授の功績は、こちらに詳しく書かれています。そんな奥村善久先生が、なんと2016年1月13日(水)19:00からのテレビに出演するそうです。日本テレビの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の新コーナー「ノーベル賞じゃないけどノーベル賞くらいスゴい賞を取った日本人の旅」です。

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ちなみに、八戸工大の柴田幸司先生は、金沢工業大学の学部4年生の時に奥村善久先生の研究室に配属され、卒業研究として移動体通信における電波伝搬の研究の指導を受け、当時は測定車で金沢市内を走り回りながら、NTT移動体無線網・金沢西念基地局から発射される800MHz帯の電波における市街地の受信電界強度を奥村カーブとフィッティングさせていました。その時に、当時就職部長でもあった善久先生の紹介で、Z研究が行われていた静岡県島田市の生まれだったこともあり、主にマイクロ波帯の無線通信システムやその構成部品の開発を行っている島田理化工業という会社を推薦していただき、1993年に島田理化に入社して上司から電磁波工学やアンテナ、マイクロ波技術を学びつつ、19GHz帯高速無線LANシステム(VJ25 System)や携帯電話基地局や衛星搭載用コンポーネントの開発などに携わりました。そして、退社後の現在も無線通信やミリ波レーダーに関する研究を続けているそうです。講義とは直接関係ありませんが、下記は柴田先生が2013年11月29日(金)のマイクロウェーブ展MWE2013という展示会で展示委員会委員という仕事の合間の奥村先生の講演時に20年ぶりに再会し、一緒に撮っていただいたツーショット写真だそうです。

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これも何かの縁を感じますね。 これを期に、よりいっそう世の中のためになることをしていかなければと誓う、HIT Teamたねちゃんメンバーなのでした。

太陽光パネルの屋外設置によるLinuxマイコンによる遠隔監視システム(1号機)の運用試験を開始しました

2015年12月24日(木)は自作した50Wの太陽光パネルを青森県八戸市の屋外に設置し、発電した電力を12V・9Ahのバッテリーに充電させつつ、自作した安価な4G-LTEの携帯電話回線とWi-Fi経由でラズベリーパイ(Raspberry Pi)という、屋内に設置した教材用Linuxマイコンによる遠隔監視システム(1号機)を常時運用できるかの試験を開始しました。これは、太陽光パネルとバッテリーの組み合わせが、当該の低価格な太陽光発電システムの連続運転に適しているかが判される、とても重要な試験です。

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太陽光、バッテリー、負荷の電圧、電流、電力を監視しながら、以下の通り、装置の設置場所の温度・湿度を逐次監視しています。試験を開始したばかりなので、グラフの時間変化も短い状態ですが、何とか一晩をしのぐことが出来ました。この取得データが数日間、数週間と途切れずに連続していれば、自然エネルギーだけによる独立システムが連続稼動できていることになります。

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さらに、Wi-Fiと携帯電話回線およびVPN経由でWindows PCからSSHにてマイコンにログインし、I2Cで接続したINA226というセンサの情報を取得するPHPのスクリプトを稼動させたところ、以下の通り12月26日(土)の9:30時点での発電量が10.7W、システムの消費電力は3.0Wであることを確認できました。現時点で2日間連続稼働中です 。

発電状況監視

また、2015年12月26日の11:00過ぎには下図の通り、発電電力は31.3Wにも達しました。

発電状況2015年12月26日11時03分

そこで、Muninというソフトウェアで12月29日(火)と30日(水)の2日間の発電量の時間変化を観測した結果は以下の通り、瞬時的には40W以上の発電が確認出来るものの、晴天時と曇天時の発電量には大きな違いが見られます。また、この期間の夜間の無発電時も含めた平均発電電力が3.3Wということは、八戸地域で50Wの太陽光パネルを用いた場合、常時運用可能な電力が概ね3.0W以下ということになり、かなり厳しいことが分かります。

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一方、2日間の負荷出力は以下の通り、このラズベリーパイというLinuxマイコンを用いた太陽光発電遠隔監視システム自身の消費電力は3W程度と一定である一方、負荷両端の電圧は太陽光パネルによる発電と負荷によるバッテリー電力の消費の影響により、17Vから12V程度まで変化しています。

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12月中にIoT機器である遠隔監視システム本体も屋外に設置し、最終的な全てのシステムにつき屋外での耐久試験を開始する予定ですが、出てきた問題を一つずつ解決しながら、実フィールドでの運用までもっていければと思います。

但し、冬は積雪による発電量の低下が懸念されるので、色々と注意が必要です。

八戸市中心街のはっちと八戸市公会堂でイルミネーションを見学しました

2015年12月23日(水)は八戸市中心街のはっちと八戸市公会堂でイルミネーションを見学しました。まずは中心街からはっちの方に向かいます。途中のさくらのの隣の街カフェみなとも綺麗に飾り付けられていました。

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はっちの前には、このようなクリスマスツリーのイルミネーションが施されています。中のクリスマスツリーも外から綺麗に見れます。

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はっちの中に入ってきました。ツリーは間近で見ても綺麗です。

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館内では、照明雑貨屋とんほわートゥインクルが出展していました。ワークショップも開催されているようです。

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2階に上がってきました。上から眺めるツリーと中から見た外の風景も綺麗です。

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というわけで、はっちを後にします。

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次は本八戸の方の内丸に歩いていって、せっかくなので八戸市公会堂もイルミネーションも見るとします。

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ツリーが踊るイカに見えます。私もすっかり八戸人ですな。しゃべりは標準語ですが。

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壁には雪だるまも映し出されています。また、庭木にもイルミネーションが施されていてとても綺麗です。

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沢山歩いておなかがすいたので、帰りに三春屋やさくらのでお惣菜を買って帰りました。私は昔は是川に住んでいて、自然も多くてそれはそれで楽しかったのですが、今は中心街の近くに住んでいるので、街中に気軽に来れてラッキーです。

12月25日まで飾り付けられているようです。イルミネーションは他に新井田インドアリンクや根城でも施されてるようなので、次回はそちらにも行ってみたいです。

ICTで八戸の魅力を発信!!(最近はほぼグルメブログ)