屋外に設置した太陽光発電遠隔監視システム(2号機)は2016年に入って最高の発電量を記録しました

八戸市の屋外に設置した自作の教材用のラズベリーパイ(Raspberry Pi)というLinuxマイコンと50Wの太陽光パネル、12V・20Ahの蓄電池からなる下図の小型で安価かつ運用コストの低い太陽光発電遠隔監視システム(2号機)は、1月22日(金)に2016年に入って最大の発電量を記録しました。

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以下の図に示すように昨日との発電量の差は明白で、連続して35Wを超える時間が3時間を越えていることから、その他の時間の発電量の積算も考えると、ざっくりと35×4=140Whは発電していると思われます。但し、実際の1日のトータルとしての発電量は各時間の発電量の瞬時値の時間積分(弧の面積)で計算できるので、正確な発電量はこの理論に基づいたシステムへのプログラムの組み込みが必要です。今日の発電特性はデータが綺麗な弧を描いているので、多分この時期のチャンピオンデータでしょう。

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また、この図より15時以降に急激に発電量が低下していることも確認でき、この時間から日が西に傾きパネルへの入射角が大きくなることが理由と思われます。

さらに、1ヶ月近くの観測で分かってきたことは、冬場には数日間にわたり発電が見込めない日があるため、晴天の日に蓄えた電力を長時間消費するために、より大容量のバッテリーが必要なことです。

八戸市での太陽光パネルを用いた発電特性については、大分把握が出来てきたので、引き続きシステム改善のためのデータ収集を続けて参ります。