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青森県内の製造業の企業見学会に参加しました

2018年9月4日(火)は、一般財団法人・青森県工業会主催の青森県内の製造業の企業見学会に参加しました。この見学会は、青森県工業会さまの主催により、県内の企業の良さを知ってもらい、大学生の就職活動の手助けをすることを目的として開催されたもので、本学の就職課と電気電子工学科の柴田先生が立案と準備に携わっています企業見学会チラシ(リンク)

また、当日のスケジュールは以下の通りとなっております。

09:20 までに八戸工業大学メディアセンター前に集合
09:30 八戸工大を出発
10:00 広和計装(株)着、見学
11:30 広和計装(株)出発
12:30 道の駅「とわだ」着、昼食・自由行動
13:00 道の駅「とわだ」出発
13:10 太子食品工業(株)十和田工場 着、見学
14:40 太子食品工業(株)十和田工場 出発
14:50(株)大泉製作所 十和田工場 着、見学
16:20(株)大泉製作所 十和田工場 出発、八甲田電子で製造設備を見学
17:20 大学到着予定

そして、青森県工業会からは、上見(ジョウケン)さんと三上さんの2名が同行しつつ、様々なお世話をしてくださいました。まず広和計装では、代表取締役社長の三浦幸廣 様のご挨拶や会社概要や沿革のご説明のあと、経営企画室の久保様および総務グループの遠藤様より、最先端のICT技術を駆使した工場内での制御盤の設計開発状況と就労状況のご説明を頂き、更に若手社員により自らの仕事への取り組みについてもお話を頂きました。そして更に、機器の設計開発や製造工程も見学出来ました。女性の方が制御盤の組立を行ってたのが、印象的でした。更には、本学の電気科出身で十文字正憲 先生のもとでレーザの研究に携わった経営企画室長の松橋様からも、広和計装の魅力について、ご説明頂きました。下記は代表取締役社長様を囲んだ参加者8名の記念写真です。広和計装では、C言語などのプログラミング言語などを駆使した、最先端のICT機器の開発に関われることが分かりました。

昼休みには、道の駅とわだに寄りました。皆さんもご存知の通り、Teamたねちゃんは大変な美食家なので、たとえ遠足中のランチといえども、機会を無駄にしません。この日はひいきにしている、道の駅とわだの中にある十和田そばにて蕎麦を頂きました。

今日は晴れていて暑かったので、もりそばに単品の天ぷらをセットとしてつけ頂きました。十和田そばの蕎麦は、風味がしっかりしていて、とても美味しかったです。そば湯もついていて美味しかったです。その他、ピーマンやお菓子など連れへのお土産も買いました。

午後からは、まず太子食品工業・十和田工場を見学しました。青森県内の人にとっては、豆腐や納豆の供給会社としてあまりにも有名な企業です。ここではまず、工場長の競(きそう)様より、会社の概要と沿革などについて詳しくお話を頂きました。続いて品質管理課マネージャーの後藤様より工場の概要と見学内容などについて、ご説明を頂きました。このような大きな工場では、管理のための資格も重要で、一例として電気工事士、エネルギー管理士は重要とのことです。その後は2班に別れて、1時間以上にわたり、豆腐、納豆、油揚げ、おいなりくんの製造ラインを見学しました。たとえば、豆腐のラインでは、実際に出来たての温かい豆腐も試食できて、とても美味しかったです。また、納豆のラインでは、大豆のいい匂いがしました。更に、油揚げや、おいなりくんのラインは完全に自動化されていて、ロボットが活躍しておりびっくりしました。見学を担当してくださった方は、ご出身の学科が電気電子工学で、とても丁寧親切に説明をして下さいました。あと、びっくりしたのは一日に6万個もの豆腐を食卓に届けるため、工場が365日、24時間可動しているということです。すごい企業努力だなと思いました。残念ながら写真を撮るのを忘れたので、次の日にスーパーみなとや類家青葉店で、納豆と豆腐を買って来て食べました。両方共大好きなのですが、見学した後の納豆と豆腐は、生産している方の苦労が少しでも理解できたつもりになり、特別な美味しさでした。

そして最後に、同じく十和田市内の電子デバイス製造企業である大泉製作所を見学しました。この会社はなんとなくは知っていたのですが、自動車や冷蔵庫などの温度制御にかかせない、NTCサーミスタという部品で非常に高い市場シェアを誇る、この業界での超大手企業だということを知りました。会社見学ではまず、技術開発センターにて、取締役副社長の佐分 淑樹 様より、会社概要と沿革などについてご説明を頂きました。大泉製作所は自動車の町として有名なドイツのシュトゥットガルトにも販売拠点をおき、電装会社のボッシュを経由して、ベンツなどにも製品を納入しているようです。続いて、本学出身でサーミスタの開発に長年携わられてきた自動車設計課の田名部様より、取扱製品と製造法などについて詳しくご説明を頂きました。たねちゃんの父親は、矢崎総業という自動車の電装部品の会社に努めていた頃、重慶矢崎という中国の工場で副社長を務めていたことがあり、また自身もスタンレー電気という会社に少し関わった経験があり、自動車部品業界は若干知っているつもりだったのですが、大泉製作所は同じく自動車の電装部品を取り扱う株式会社デンソー(日本電装)という超大企業へ納入する60%ものサーミスタを供給しているとのことで、すごいなと思いました。年間の売上は何と130億で、今後2年間も確実に増収する予定とのこと。あと、品質などの信頼性を維持できているからこそ、この様な実績を保てるのだとのお話が印象的でした。質問タイムでは、あまりの迫力に緊張してしまいましたが、原料の調達や品質の管理法など、八工大の学生からも鋭い指摘がありました。そして、その後は更に、関連する製造会社である八甲田電子 株式会社にて、実際のサーミスタの製造工程を、とても詳しく見学できました。ラインの見学で説明してくださった方は、八戸工大の電気電子工学科のご出身で、今は大泉製作所から出向し、サーミスタの製造ラインの管理をされているとのことです。私は、所属してる学科の関係で、電子立国日本の自叙伝というNHKのテレビ番組に特別の思い入れがあるのですが、まさに日本を支える電気電子産業の現場を眼の前で見れて、とても感動しました。

という訳で、この日は八甲田電子を17時過ぎに出発し、無事に八戸工大に帰ってこれました。今回の見学会では、青森県内の製造業の一部を見学でき、とても勉強になりました。見学会に関係してくださった皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

八戸市中心街のチーノで学生チャレンジプロジェクトの成果展示と中間発表を行ないました

2017年12月16日(土)および17日(日)は、八戸市中心街のチーノにて、学生チャレンジプロジェクトの成果の展示と中間発表を行ないました。

最近たねちゃんブログは、ネームサーバというかDNSの調子が悪くてドメイン名で接続するとエラーを連発してつながらないことが多々あります。IPアドレス直打ちだと必ずつながり、IPアドレスがドメイン(DNS)から辞書引きできない状態が頻発しています。

そのせいかgoogleの検索ランキングからもはずされアクセス数が激減し、もういいやと思ってしばらくサーバーのメンテナンスを放置していたのですが、やったことは残しておかなければならないので、下記に記録しておきます。

場所は八戸市中心街にあるチーノの1階で、八工大が社会連携なんとかプラザ?として間借りしているスペースです。

我々は本活動は4年目で、また2017年度は八戸市が主催していた科学の祭典八戸大会や、青森県が主催していた、あおもり産学官金連携Day2017 、さらに八戸高専が弘前大学の指導で主催していた、COC+青森八戸ブロック主催のイノベーションベンチャーアイデアコンテストなどで展示の経験を重ねているので、今回の要請に対しても適当もとい粛々と対応しました。

今回は諸事情により、たねちゃんメンバーの中山君、佐藤君、片岡君の3名が、これの対応にあたりました。

お客様の来場はボチボチで、過去に製作した八戸の景勝やグルメの魅力を伝えるパネルに、相変わらず人気があった感じです。

そして、17日(日)の午後には活動の中間発表があり、こちらも手馴れた感じなので淡々と発表しました。

成果の中間発表では、他のチームの活動、特に感性デザイン学科の学生による「是川遺跡の縄文土器の文様(もんよう)を活用した取り組み」や「書道による街の活性化」、「街中をアートで飾る街おこし」、「野球部によるボランティア活動」などの発表が面白く、風邪で頭がフラフラしながらも質問しまくりました。

このような貴重な体験を聴けたことは一期一会なので、せっかくなので中間発表の後で縄文土器の文様の活用した取り組みを発表していた学生にブースで色々話しかけてみたのですが、このアイデアはなんと是川じょうもんリーダの学生自身が思いつき、文様をモチーフにしたハンカチやトートバックの是川縄文館での販売までこぎつけたそうです。若干二十歳でベンチャー的な発想をもっている学生が八工大にもいた事に驚きです。

八戸市是川の元住民としては嬉しい限りです。

あと、私たちHIT Teamたねちゃんの活動やコンセプトも参考にしていることのことで、ちょっと嬉しかったです。

その他にも、学長先生が私たちの成果物の一つを高く評価してくださり、実用化に向けて知材やファウンディングに明るい青森県庁の職員の方を紹介して下さいました。

2017年度のイノベーションベンチャーアイデアコンテストは、「新しいアイデアで実用に限りなく近い製品を開発し続けている」と自負している自分たちには納得いかない結果でしたが、更に諸事情により展示物を本ブログで公表できないというもどかしさもあります。

ただ、八戸市の職員の方がその日の夜にTwitterで慰めてくれた事が、せめてもの救いでした。

あと、信念を持って真面目に物事に取り組んでいれば、何処かで誰かが見ていてくれ、救いの手を差し伸べてくれるんだなということも実感でき、得るものの多いイベントでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あおもり産学官金連携Day2017に出展しました

2017年10月24日(火)は青森市のホテル青森にて行なわれた、あおもり産学官金連携Day2017に出展しました。前日に持って行くTwitterボットや遠隔監視システム、農業生産支援システムを梱包して、配布資料やパネルも用意しました。そして、当日は朝7:00に八工大に集合して車に荷物を積み込み、ホテルへと向いました。ホテル青森に到着したのは10:00過ぎなので、だいたい3時間くらいかかりました。

ホテルに到着後、まず自分たちのブースに機材一式を運び入れてから、受付を済ませました。この展示会は、青森県商工労働部新産業創造課(イノベーション・ネットワークあおもり)が主催しているもので、県内外でビジネスを展開している企業、研究・教育機関、公共機関が一同に介し、製品やビジネスをアピールする企画のようです。

 

なので、ビジネスに関する様々な企画が同時並行で進行しています。

私たちは八工大代表として、今回はインターネットと携帯電話網活用したIoT機器の開発および地域の観光や農業支援等への応用として、展示やプレゼンを行いました。

受付でバッチをもらった後は早速、パネルや機材を並べて電源を入れ、動態展示のセッティングを行ないました。

私たちは、今年は八戸児童科学館での科学の祭典、八工大の同窓会、学園祭など移動先で動態展示を経験しているので、30分ほどで、写真の通りセッティングが完了しました。

というわけで、12:00から展示会としてお客様を迎え入れ始めました。写真の通り、多くの方に興味を持っていただけて良かったです。

今回は装置の構成のノウハウなど、具体的な質問が多かったです。

学長も他の会議の途中で来場して下さいました。

更に、中国出身の青森県の職員の方にもTwitterボットに興味をもって頂けました。

その他、16:45ごろからは、展示内容に関するプレゼンテーションも行ないました。

今回は大学の技術紹介ということで、柴田先生が展示内容のプレゼンを行なっていました。

というわけで、17:30で展示会が終了したので、撤収して途中、十和田市で夕食を食べつつ八戸に戻りました。結局自宅に着いたのは21:00過ぎでした。

一日がかりの仕事で結構疲れましたが、沢山の方に開発した装置の説明が出来て、充実した一日でした。

第17回八戸工業大学同窓会にて成果発表を行いました

2017年10月7日(土)の夕方は八戸グランドホテルにて、第17回八戸工業大学同窓会での成果発表を行いました。趣旨としては、5月に行なわれた成果発表会では準グランプリを頂いたので、その時の内容を同窓会でも発表するということです。発表者はリーダーの中山君と会計の佐藤君です。

なので、2016年度の成果発表の内容が殆どです。

屋外設置型遠隔監視システムの稼働状況です。

また、2016年度は従来の遠隔監視システムを発展させ

Twitterボット装置も構築しました。

更に、遠隔監視システムは携帯電話回線に対応させ、山中での設置試験も行ないました。

これは、JR八戸駅での種差海岸のライブ配信時の画像です。

これをJR八戸駅で配信するイベントを実行しました。

その様子はデーリー東北誌にも掲載されました。

他に、八戸市内の移動を容易にする為の交通検索システムも開発しました。

これらの成果をCOC+八戸ブロック・イノベーションベンチャー・アイデアコンテストでも発表し

準グランプリ1件、奨励賞2件という成果が得られました。

当日は開発したBot装置などの機器やパネルにて展示も行ないました。

多くの皆様がブースに訪れてくださり、ありがとうございます。

個人的には、他の2つのプロジェクト(はちおりとADL研究会の内容)も楽しく聞かせてもらえて満足です。

というわけで、当日は大変お疲れ様でした。

次は10月24日(火)にホテル青森でも展示の仕事があるので、張り切って臨みたいと思います。

 

八戸市児童科学館での青少年のための科学の祭典八戸大会に出展しました

2017年8月5日(土)、6日(日)と、八戸市児童科学館にて開催された第22回「青少年のための科学の祭典八戸大会」に出展しました。その為に事前にTeamたねちゃんメンバーの他、大学内の学生に協力を呼びかけ、実行部隊を結成し、事前の準備から当日の運営、翌日の後片付けまでを行ないました。実際には、前日の金曜日に荷物一式を運び入れ、大会当日の5日(土)の朝に機器のセッティングやプログラミングの詳細な調整等を行い、お客様を向い入れる体制を整えました。

 

そして、館内に設置したLTE携帯電話回線対応のTwitterボット装置で取得したTwitterサーバでの温湿度やカメラ画像も大型モニターにて表示させました。

Twitterボット装置(@cameraLTE)からの画像の様子です。30分ごとに会場の様子を取得し、Twitterサーバ経由で配信しました。

 

 

そして、下記のようなチラシを作成し、当日会場内に掲示して参加を促しました。

   

当日のメンバーです。リーダの中山君の指揮の下、スムーズに運営してくれました。

 

沢山の小学生の皆さんが、興味を持ってプログラミング体験をしてくれました。

 

   

Teamたねちゃんメンバーが親切に指導している様子が見て取れます。

 

      

 

その他、メンバーの活動の様子を記したパネルも複数枚展示しました。

パネルには何故か乳幼児のお子さんも興味をもってくれたみたいで、妙に嬉しかったです(10分くらいずっと見ていてくれました)。

 

その他、お母様や八戸市内の教育関係者の方々にも多数ご来場いただき、大変ありがたく思います。

 

という訳で、当日メンバーの皆さん、大変お疲れ様でした。運営の方々にも好評だったので、来年度は、電子回路の制御と組み合わせたプログラミングの講習会ブースの併設なども考えてみようと思います。

HIT Teamたねちゃんの2017年度活動方針

昨日の成果報告会や昨年度の学チャレの申請時、大学の上層部の方から我々の活動内容について、「やっていることがまとまりが無い」的なご趣旨のコメントを頂きました。これを受け、我々メンバーで今後も活動を継続するか相談しました。

その結果、活動としては収束する方向も考えておりましたが、依然として大学側からイノベーションベンチャーコンテストへの参加の要請があり、また青少年のための科学の祭典2017への出展も要請されているため、これらの依頼に対する対応という社会貢献を目的として、今年度も一応、活動を継続する事にしました。以下が活動方針で、今回はイノベーションベンチャーに向けたICT機器の開発に特化する事にしました。

また、それに付随して、以前より頂いている地域自治体や企業、また八戸工業大学殿からの要請についても、活動資金がいただければ随時対応をしていくことにしました。

ということで、一応八戸工大の学チャレに申請をしましたが、結果次第で自粛や解散も含め、活動内容を変更しようと思います。

Teamたねちゃんメンバーの新谷君と佐藤君が八戸工大・電気電子システム棟E111・学科展示室にTweetボット装置を設置してくれました

2017年2月13日(月)は、HIT Teamたねちゃんメンバーの新谷君と佐藤君が、八戸工大・工学部電気電子システム棟E111にある学科展示室にTweetボット装置(@HIT_camera)を設置してくれました。この装置はもともと新谷君が開発したものなのですが、電気の学科の先生に紹介したところ、せっかくなので学科展示室に設置して、動態としてシステムを常設展示をしようということになりました。そこで早速、メンバーにより電気棟のE111展示室に装置を設置した次第です。その手順として、先ずは展示室内の有線LAN系統に無線LANルータを接続してインターネットの設定をした後、新たに展示室内の温度湿度やカメラ画像をつぶやき続けるボット装置を新たに製作して設置しました。

という訳で、現時点でも@HIT_cameraというTwitterアカウントで1分に1回、ひたすらTwitterサーバにE111展示室内の画像をアップロードし続けています。Twitter社さんもサーバに画像ファイルがどんどん溜まっていってサーバの維持費が大変だなぁ・・・

この展示室には貴重な装置も沢山展示してあるので、部屋の監視カメラとしても活躍することでしょう。2017年3月18日(土)にはオープンキャンパスにてこの部屋を公開するので、是非みなさん装置を見に来てくださいね。

 

学生の自主性を生かしたICT機器の開発と八戸圏域での地域連携活動

八戸工業大学工学部・電気電子システム学科では、大学生が主体のICT機器の開発を通し、八戸圏域での地域連携活動に取り組んでいる。平成23年からの八戸工業大学防災技術社会システムセンターでの震災に強い通信ネットワークの研究を発展させ、平成25年に携帯機器に組み込まれる高性能なCPUを実装した小型のマイコンをいち早く導入し、インターネットを用いた安価かつ低い運用コストな情報通信システム(IoT機器)を開発した。この機器を、平成26年には三本木高校、平成27年には工大二高の普通高校の生徒を対象に、大学生が指導するICT教育へと応用し学生主体の高大連携を図ると共に、平成26年には八戸工大が主催する学生チャレンジプロジェクトにて、青森県や八戸圏域の観光や街づくりへICTを応用する活動を展開し、種差海岸では講習会活動等を実施した。平成27年、この活動が八戸市学生まちづくり助成金制度に採択され、学生目線で八戸の魅力を取材してブログや宣伝ポスターで発信すると共に、種差海岸等の観光地の屋外に設置して魅力を配信するシステムの開発に至った。この成果は、八戸市中心街での“はちのへホコテン”や、チーノでの宣伝活動を兼ねた公開展示、市が主催する“はっち”での発表会にて公表し、地域とIoTのつながりの理解を得た。平成28年には、地域住民や観光客を対象とした交通ナビゲーションシステムの開発に着手すると共に、JR東日本の依頼により八戸駅にて種差海岸の画像配信イベントを実施してデーリー東北紙にも掲載された。また、同大学の4年生がICTを活用した農業支援システムや画像やセンサ情報をSNSへ自動投稿する機器も開発して成果を学会発表すると共に、青森COC+推進機構八戸ブロックが主催するイノベーションベンチャーアイデアコンテストでは準グランプリ賞を得た。これら継続的な活動は、地元に根付いた学生のベンチャーマインドを育成し、自らが持つ先進的スキルを観光や街づくりなど地域住民とのふれあいを通じて、積極的に地域振興へ役立てる高次の達成度教育に貢献している。更に、寒冷地である北東北の風土に着目してシステムを学生自身のアイデアで進化させ、ICTを活用した農業の6次化や、地域の発展に貢献する学生提案型の工学教育へと発展させ、工学教育を実践している。今後は地方公共団体や交通機関と連携を強めつつ、活動を展開していく。

wakasawa-agri1 新谷

農業支援システムと若沢君  Tweetボット装置と新谷君

赤松

交通ナビシステムと赤松君

イノベーションベンチャーアイデアコンテストへの工学系大学生の参加による教育効果について比較してみました

2016年12月28日(水)は、先日八戸パークホテルで行われたイノベーションベンチャーアイデアコンテストへの工学系大学生の参加による教育効果について比較してみました。この内容は後々大学の紀要にまとめようと思っているのですが、今年度の紀要の募集は締め切られているので、来年度の投稿の為にメモ的に残しておこうと思います(まだ今年度の紀要も全然出来ていないのに、こんな事している暇あるのだろうか・・・)。

すなわち今回は、学生がこの様なコンテストに参加する教育的な効果について、アクティブラーニング(AL)、プロジェクトベースド・ラーニング(PBL)、オンザジョブ・トレーニング(OJT)といった観点から整理してみます。

学生によるコンテスト参加のメリットとしては

  1. 役に立つものを開発するという目的意識がはっきりしている。
  2. 高度な開発計画を比較的短期間に設定できる。
  3. 新しいイノベーションを起こす為には、マニュアルにとらわれずアイデアが重要であることを学べる。
  4. ものづくりの最終形態までを実践できる。
  5. 良いものを創っても、宣伝やプレゼンテーションが重要であることが理解出来る。
  6. 学外のアカデミック以外の有識者からの評価が得られる。
  7. 学外の活動に関わることにより、イベントには学外の様々な人が関わっていることを知ることが出来る。
  8. 最先端分野を学ぶことが出来る。
  9. 不本意な結果となった場合の自身や周囲の現状・環境や条件の分析や今後へのフィードバックが出来る。

などが考えられ、また

10.  結果に対する政治的な背景や大人の事情が体験できる

などという思わぬ収穫もあります。一方、デメリットとして

11. 大人数の学生への対応に工夫が必要

12. 趣旨に賛同できない学生にとって大きな負担

などが考えられます。そこで、これらをたとえば大学内で一般的に行われているアクティブラーニングである、卒業研究、実験、創造的な実験と比較してみると、表1に示すようにアイデアコンテストへの参加の効果は卒業研究と類似していることが分かります。

1  アイデアコンテストの教育効果の他のPBLとの比較

項目 アイデア

コンテスト

卒業研究 実験講義 創造的な実験講義
1 役に立つものの目的意識
2. 高度な開発計画の短期設定 × ×
3. イノベーションとアイデア ×
4.物づくり最終形態までの実践 ×
5. 宣伝やプレゼンの重要性 ×
6.アカデミック以外からの評価 × ×
7. 学外の人との関わり × ×
8.最先端分野の学び
9.大人数学生への対応
10. 学生の負担

そのことから近年、学会等の主催で実施されている研究展示コンテスト(受賞の審査を伴う国際会議でのポスター展示もこの種に含まれる)や、クリアすべき明確な技術用件を定めた形での物づくりコンテストに参加することも、大きな教育効果があると考えます。

今後も日本が経済的な発展や国民所得の維持しつつ、技術立国であり続けるためには、工学分野の人材教育が必要なことは誰も否定しないことだと思います。その中で、たとえばアップルのスティーブ・ジョブス氏やマイクロソフトのビル・ゲイツ氏、日本ではソニーの盛田昭夫氏、本田技研工業の本田宗一郎氏、鈴木自動車の鈴木修氏、ヤマハの創業者である山葉寅楠氏や元・日亜化学の中村修二氏のようなアメリカ型イノベーションを起こせる人材の育成の為には、今回のイノベーションアイデアコンテストのような、新しいアイデアを具現化して創造・プレゼンテーションするようなカリキュラムの正課への組み込みが重要であると考えます。

静岡県の浜松など西部地方には「やらまいか精神」という独特な起業風土があり、たとえば今でも静岡大学助教授に時にテレビを開発した高柳健次郎氏の卒研生が起業した浜松フォトニクスなど、研究開発型の先端技術企業が頑張っています。このことから、日本のベンチャーやものづくりは、まだこれからも延びる可能性を秘めていると信じたいです。

最近はベンチャーや起業について、中国の深センから学ぶ事が多くなってしまいましたが、HIT Teamたねちゃんとしては今後も、イノベーションを起こせる人材の輩出を意識して活動を続けていきたいと思います。

 

2016年12月11日(日)に八戸パークホテルにて行われたイノベーション・ベンチャー・アイデアコンテストにてHIT Teamたねちゃんメンバーの若沢君が準グランプリを獲得したそうです

2016年12月11日(日)に八戸パークホテルにて行われた、八戸高専が幹事校をしたCOC+八戸ブロック主催のイノベーション・ベンチャー・アイデアコンテストにて、HIT Teamたねちゃんメンバーの若沢君が準グランプリを獲得したそうです。「したそうです」と人ごとのように書いてしまっているのは、当方、諸事情により当日のコンテストには参加出来なかったのですが、帰りの飛行機の待ち時間の空港でふと気になって、つい今し方に見た学科のホームページ(リンク)にて、その受賞を知った次第です。ということで、国外にいる自分は一次情報を持っていないので、このE科のホームページからの画像の借用(引用)にて失礼します。

私たちはICTで八戸というか青森を活性化(まちおこし)するため、これまでは主に観光等の目的でインターネットを駆使した様々な装置を開発してきました。しかし今年からは、4年生の若沢君や1年生の鈴木君の要望もあって、農業支援のシステムの開発を新たに進めてきました。そしてここまでの集大成として、今回

○若沢, 鈴木, 新谷, 佐藤(団体名: HIT Teamたねちゃん)による
寒冷地での農業支援の為のインターネットと携帯電話網にて遠隔監視可能な土壌に敷設した温床線の高安定・高精度な温度制御システム

他2件(過去ブログ記事を参照)のテーマにて、開発したシステムの成果を発表するため、コンテストにエントリーした次第です。当日の様子は電気電子システム学科ブログによると下記のような雰囲気だったようで、多くの審査委員の前で発表者の若沢君が説明にあたっています。

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確か当日は、スライドによる5分間のプレゼンもあったはずです。そして、これらの審査を経て下記の通り、若沢君が準グランプリをみごと獲得したようです。

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これは私の持論で恐縮なのですが、私たちは工業大学で勉強をしているのですから、たとえ学生チャレンジプロジェクトという学生主体の活動でも、常に最先端の技術を追い求めつつ、ボランティアとしての社会貢献をしていかなければいけないと思っています。また、技術等のイノベーションを起こすためには、人からの言いなりやマニュアルどおりの発想ではダメで、現状を見据えながら時には周りの状況に疑問をもち、新たな提案をしていく勇気が必要です。その点、若沢君は研究の面でも自分から積極的に様々な提案をし、今回はこれらの技術を学チャレでもいかんなくなく発揮した事で、この様な素晴らしい成果が得られたのだと思います。というわけで、若沢君は来年から某通信システム会社にてIP技術を駆使した統合システムの開発に携わることになりますが、入社してからも常にこのような攻めの姿勢で物事に向き合ってくれたらなと思います。

なお、当日は若沢君の他にも、同じく4年の新谷君、1年の赤松君がコンテストに参加したと思います。更に、当日に会場に駆けつけてくれた方々も含めて、大変お疲れ様でした、というか、ありがとうございました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

あと、コンテスト関係の持ち合わせの写真が無いので全然関係ないですが、下記はつい数時間前までIEEEマレーシアチャプタ主催のAPACE2016という国際会議での自身の研究成果の発表とセッションチェアという仕事のため滞在していたマ○ーシア連邦○ンカウイ島のラ○カウイ空港での様子で、確かマレーシアの著名LCCであるエア・アジアの機体が見えます。

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あと下記は、今この原稿を書いている成田へのトランスファーの途中における、マレ○シア連邦・クアラ○ンプール空港でのラウンジの様子です。

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そして、下記は今座っている椅子の後ろの窓からの光景で、遠くにマレーシア航空の機体が見えます。これからMH088で、成田経由で八戸に戻ります。

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HIT Teamたねちゃんメンバーや八戸工業大学の皆さんには、私の勝手な振る舞いのために色々と迷惑をかけて申し訳ありませんが、自分的には一応、世の中の為になっている気がするので、これからもメンバーと連携協力しつつ、電気電子情報通信技術を駆使したインターネットの可能性をアグレッシブかつひたむきに追求していきたいと思います。

追伸

帰国してから分かったことなのですが、あとの2件すなわち新谷君と赤松君による

○新谷, 若沢, 中山, 中村(団体名: HIT Teamたねちゃん)SNSとストリーミングサーバを利用した観光地に設置し気温・湿度およびカメラ画像や見所情報を安価かつ低運用コストで連続的に投稿公開するBot装置

○赤松, 鈴木, 若沢, 新谷(団体名: HIT Teamたねちゃん)
地元住民や観光客の公共機関での円滑な移動を支援する地域密着型交通ナビシステム

の発表も、それぞれ奨励賞を頂いていたそうです。この奨励賞は全体の11件のうち2件しか受賞されなかったとのことで、同じように価値の高いものだと思います。受賞おめでとうございます。ということで、12月11日’(土)の学チャレ中間発表にて、改めて長谷川学長より表彰状の授与式が下記の通り執り行われました。

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私としては、この2件も同じように大きな成果を上げていると自負していたので、賞を貰えてほっとしています。

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という訳で、関係して下さいました皆様、受賞に関して暖かいお言葉をかけてくださいました皆様、あらためて色々とありがとうございました。

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