「市内でのデモンストレーション」カテゴリーアーカイブ

八戸市中心街のチーノで学生チャレンジプロジェクトの成果展示と中間発表を行ないました

2017年12月16日(土)および17日(日)は、八戸市中心街のチーノにて、学生チャレンジプロジェクトの成果の展示と中間発表を行ないました。

最近たねちゃんブログは、ネームサーバというかDNSの調子が悪くてドメイン名で接続するとエラーを連発してつながらないことが多々あります。IPアドレス直打ちだと必ずつながり、IPアドレスがドメイン(DNS)から辞書引きできない状態が頻発しています。

そのせいかgoogleの検索ランキングからもはずされアクセス数が激減し、もういいやと思ってしばらくサーバーのメンテナンスを放置していたのですが、やったことは残しておかなければならないので、下記に記録しておきます。

場所は八戸市中心街にあるチーノの1階で、八工大が社会連携なんとかプラザ?として間借りしているスペースです。

我々は本活動は4年目で、また2017年度は八戸市が主催していた科学の祭典八戸大会や、青森県が主催していた、あおもり産学官金連携Day2017 、さらに八戸高専が弘前大学の指導で主催していた、COC+青森八戸ブロック主催のイノベーションベンチャーアイデアコンテストなどで展示の経験を重ねているので、今回の要請に対しても適当もとい粛々と対応しました。

今回は諸事情により、たねちゃんメンバーの中山君、佐藤君、片岡君の3名が、これの対応にあたりました。

お客様の来場はボチボチで、過去に製作した八戸の景勝やグルメの魅力を伝えるパネルに、相変わらず人気があった感じです。

そして、17日(日)の午後には活動の中間発表があり、こちらも手馴れた感じなので淡々と発表しました。

成果の中間発表では、他のチームの活動、特に感性デザイン学科の学生による「是川遺跡の縄文土器の文様(もんよう)を活用した取り組み」や「書道による街の活性化」、「街中をアートで飾る街おこし」、「野球部によるボランティア活動」などの発表が面白く、風邪で頭がフラフラしながらも質問しまくりました。

このような貴重な体験を聴けたことは一期一会なので、せっかくなので中間発表の後で縄文土器の文様の活用した取り組みを発表していた学生にブースで色々話しかけてみたのですが、このアイデアはなんと是川じょうもんリーダの学生自身が思いつき、文様をモチーフにしたハンカチやトートバックの是川縄文館での販売までこぎつけたそうです。若干二十歳でベンチャー的な発想をもっている学生が八工大にもいた事に驚きです。

八戸市是川の元住民としては嬉しい限りです。

あと、私たちHIT Teamたねちゃんの活動やコンセプトも参考にしていることのことで、ちょっと嬉しかったです。

その他にも、学長先生が私たちの成果物の一つを高く評価してくださり、実用化に向けて知材やファウンディングに明るい青森県庁の職員の方を紹介して下さいました。

2017年度のイノベーションベンチャーアイデアコンテストは、「新しいアイデアで実用に限りなく近い製品を開発し続けている」と自負している自分たちには納得いかない結果でしたが、更に諸事情により展示物を本ブログで公表できないというもどかしさもあります。

ただ、八戸市の職員の方がその日の夜にTwitterで慰めてくれた事が、せめてもの救いでした。

あと、信念を持って真面目に物事に取り組んでいれば、何処かで誰かが見ていてくれ、救いの手を差し伸べてくれるんだなということも実感でき、得るものの多いイベントでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第17回八戸工業大学同窓会にて成果発表を行いました

2017年10月7日(土)の夕方は八戸グランドホテルにて、第17回八戸工業大学同窓会での成果発表を行いました。趣旨としては、5月に行なわれた成果発表会では準グランプリを頂いたので、その時の内容を同窓会でも発表するということです。発表者はリーダーの中山君と会計の佐藤君です。

なので、2016年度の成果発表の内容が殆どです。

屋外設置型遠隔監視システムの稼働状況です。

また、2016年度は従来の遠隔監視システムを発展させ

Twitterボット装置も構築しました。

更に、遠隔監視システムは携帯電話回線に対応させ、山中での設置試験も行ないました。

これは、JR八戸駅での種差海岸のライブ配信時の画像です。

これをJR八戸駅で配信するイベントを実行しました。

その様子はデーリー東北誌にも掲載されました。

他に、八戸市内の移動を容易にする為の交通検索システムも開発しました。

これらの成果をCOC+八戸ブロック・イノベーションベンチャー・アイデアコンテストでも発表し

準グランプリ1件、奨励賞2件という成果が得られました。

当日は開発したBot装置などの機器やパネルにて展示も行ないました。

多くの皆様がブースに訪れてくださり、ありがとうございます。

個人的には、他の2つのプロジェクト(はちおりとADL研究会の内容)も楽しく聞かせてもらえて満足です。

というわけで、当日は大変お疲れ様でした。

次は10月24日(火)にホテル青森でも展示の仕事があるので、張り切って臨みたいと思います。

 

八戸市児童科学館での青少年のための科学の祭典八戸大会に出展しました

2017年8月5日(土)、6日(日)と、八戸市児童科学館にて開催された第22回「青少年のための科学の祭典八戸大会」に出展しました。その為に事前にTeamたねちゃんメンバーの他、大学内の学生に協力を呼びかけ、実行部隊を結成し、事前の準備から当日の運営、翌日の後片付けまでを行ないました。実際には、前日の金曜日に荷物一式を運び入れ、大会当日の5日(土)の朝に機器のセッティングやプログラミングの詳細な調整等を行い、お客様を向い入れる体制を整えました。

 

そして、館内に設置したLTE携帯電話回線対応のTwitterボット装置で取得したTwitterサーバでの温湿度やカメラ画像も大型モニターにて表示させました。

Twitterボット装置(@cameraLTE)からの画像の様子です。30分ごとに会場の様子を取得し、Twitterサーバ経由で配信しました。

 

 

そして、下記のようなチラシを作成し、当日会場内に掲示して参加を促しました。

   

当日のメンバーです。リーダの中山君の指揮の下、スムーズに運営してくれました。

 

沢山の小学生の皆さんが、興味を持ってプログラミング体験をしてくれました。

 

   

Teamたねちゃんメンバーが親切に指導している様子が見て取れます。

 

      

 

その他、メンバーの活動の様子を記したパネルも複数枚展示しました。

パネルには何故か乳幼児のお子さんも興味をもってくれたみたいで、妙に嬉しかったです(10分くらいずっと見ていてくれました)。

 

その他、お母様や八戸市内の教育関係者の方々にも多数ご来場いただき、大変ありがたく思います。

 

という訳で、当日メンバーの皆さん、大変お疲れ様でした。運営の方々にも好評だったので、来年度は、電子回路の制御と組み合わせたプログラミングの講習会ブースの併設なども考えてみようと思います。

八戸市中心街のチーノにて学チャレでの成果の公開を行いました

2016年12月17日(土)、18日(日)の2日間、八戸市中心街のチーノにて学チャレでの成果の公開を行いました。今回はこのように、4枚のパネルを用い、常に2人が会場に待機しつつ、説明にあたりました。

1 2

3

来場してくださったお客様にも丁寧に対応してくれています。

4  5

6  7

私たちの開発したシステムを皆さん興味をもって見てくださいました。

8  9

こちらがカメラ画像やセンサの温湿度情報をTwiiterに自動投稿するBot装置です。

10

また、本年度の活動における中間報告も行いました。

img_2633

そして、最後に12月11日(日)に行われたイノベーションベンチャーコンテストの表彰式もあらためて行われました。

img_2663  img_2666

というわけで、担当にあたってくれたメンバーの皆さん、準備や後片付けも含めて、観光や農業支援へのIoTの応用による学生主体の地域貢献活動を支援してくださった皆さん、大変お疲れ様でした。

私たちは東日本大震災にみまわれた平成23からの八戸工業大学防災技術社会システムセンターでの震災に強い通信ネットワークの研究を発展させ、平成25当時、市中に出回り始めていた携帯機器等に組み込まれる高性能なCPUを実装した小型のマイコンを比較的に早い時期に導入し、インターネットを用いた情報通信システム(IoT機器)を開発しました。従来の遠隔監視システムでは高価な外付けのルータと呼ばれる機器が必要でしたが、私たちが考案した装置はルータや専用回線の契約等が不要で、一般的な携帯電話網のインターネットを用いても安価かつ低運用コストにカメラ画像やセンサ情報の遠隔監視が可能です。このIoT機器を活用し、平成26には三本木高校、平成27には工大二高の普通高校の生徒を対象に、大学生が指導する形でICT教育へ応用して学生主体の高大連携を図ると共に、平成26には学生チャレンジプロジェクトとして青森県や八戸圏域の観光や街づくりへICTを応用し、たとえば種差海岸では講習会活動等を展開しました。この活動を発展させ平成27に八戸市学生まちづくり助成金制度に採択され、種差海岸等の観光地の屋外に設置し魅力を配信するシステムの開発に至りました。これらの成果は中心街のはちのへホコテンやチーノでの公開展示や八戸市が主催するはっちでの発表会で公表し、地域とIoTのつながりの理解が得られたと考えます。平成28には、学生チャレンジプロジェクトにて地域住民や観光客を対象とした交通ナビゲーションシステムの開発に着手すると共に、JR東日本の依頼により八戸駅にて種差海岸の画像配信イベントを実施してデーリー東北紙に掲載されました。更にICTを活用した農業支援システムや画像やセンサ情報をSNSへ自動投稿するボット装置も開発して八工大の4年生が学会にて成果を発表すると共に、青森COC+推進機構八戸ブロックが主催するイノベーションベンチャーアイデアコンテストでは準グランプリ賞が頂けました。これら継続的な活動は学生のベンチャーマインドを育成し、自らが持つ先進的スキルを積極的に観光や街づくりなど地域住民とのふれあいを通して地域振興へ役立てる高次の達成度教育に貢献できたと考えられます。更に、寒冷地である北東北の風土に着目して開発したシステムを進化および組み合わせ、「ICTを活用した農業や観光のシステムを地域の発展に貢献する学生が提案する」という工学教育へと発展できたと思います。現在は、これらの学生が主体となり先端技術を提案し、社会活動へ発展させるスキームを大学の正課のカリキュラムに組み込むことを検討しています。

この様な活動の発端は、もともと学チャレのテーマとして農業支援システムも交通ナビゲーションシステムも、学生が自主的にやりたいと言って始めたテーマでして、私自身の仕事としては今回の学生の活躍によって得られた成果を取り纏めただけであります。一方、コンテストの準グランプリなど目に見える形で八工大の学生の潜在能力を引き出すことが出来、私としても嬉しい限りです。最後になりますが、資金面および工大二高向けのSSHプログラムで種差海岸までの受講生の往復の交通手段の確保や、JR八戸駅でのイベントの新聞掲載、イノベーションベンチャーでの当日の展示発表までのバックアップ等で、八戸工業大学および社会学術連携推進室の皆様には多大なるご支援を頂きました。また、市のまちづくり助成金の活動では、資金および講習会の準備等で電気電子システム学科の皆様には全面的にご支援いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

2016年12月11日(日)に八戸パークホテルにて行われたイノベーション・ベンチャー・アイデアコンテストにてHIT Teamたねちゃんメンバーの若沢君が準グランプリを獲得したそうです

2016年12月11日(日)に八戸パークホテルにて行われた、八戸高専が幹事校をしたCOC+八戸ブロック主催のイノベーション・ベンチャー・アイデアコンテストにて、HIT Teamたねちゃんメンバーの若沢君が準グランプリを獲得したそうです。「したそうです」と人ごとのように書いてしまっているのは、当方、諸事情により当日のコンテストには参加出来なかったのですが、帰りの飛行機の待ち時間の空港でふと気になって、つい今し方に見た学科のホームページ(リンク)にて、その受賞を知った次第です。ということで、国外にいる自分は一次情報を持っていないので、このE科のホームページからの画像の借用(引用)にて失礼します。

私たちはICTで八戸というか青森を活性化(まちおこし)するため、これまでは主に観光等の目的でインターネットを駆使した様々な装置を開発してきました。しかし今年からは、4年生の若沢君や1年生の鈴木君の要望もあって、農業支援のシステムの開発を新たに進めてきました。そしてここまでの集大成として、今回

○若沢, 鈴木, 新谷, 佐藤(団体名: HIT Teamたねちゃん)による
寒冷地での農業支援の為のインターネットと携帯電話網にて遠隔監視可能な土壌に敷設した温床線の高安定・高精度な温度制御システム

他2件(過去ブログ記事を参照)のテーマにて、開発したシステムの成果を発表するため、コンテストにエントリーした次第です。当日の様子は電気電子システム学科ブログによると下記のような雰囲気だったようで、多くの審査委員の前で発表者の若沢君が説明にあたっています。

1

確か当日は、スライドによる5分間のプレゼンもあったはずです。そして、これらの審査を経て下記の通り、若沢君が準グランプリをみごと獲得したようです。

2

これは私の持論で恐縮なのですが、私たちは工業大学で勉強をしているのですから、たとえ学生チャレンジプロジェクトという学生主体の活動でも、常に最先端の技術を追い求めつつ、ボランティアとしての社会貢献をしていかなければいけないと思っています。また、技術等のイノベーションを起こすためには、人からの言いなりやマニュアルどおりの発想ではダメで、現状を見据えながら時には周りの状況に疑問をもち、新たな提案をしていく勇気が必要です。その点、若沢君は研究の面でも自分から積極的に様々な提案をし、今回はこれらの技術を学チャレでもいかんなくなく発揮した事で、この様な素晴らしい成果が得られたのだと思います。というわけで、若沢君は来年から某通信システム会社にてIP技術を駆使した統合システムの開発に携わることになりますが、入社してからも常にこのような攻めの姿勢で物事に向き合ってくれたらなと思います。

なお、当日は若沢君の他にも、同じく4年の新谷君、1年の赤松君がコンテストに参加したと思います。更に、当日に会場に駆けつけてくれた方々も含めて、大変お疲れ様でした、というか、ありがとうございました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

あと、コンテスト関係の持ち合わせの写真が無いので全然関係ないですが、下記はつい数時間前までIEEEマレーシアチャプタ主催のAPACE2016という国際会議での自身の研究成果の発表とセッションチェアという仕事のため滞在していたマ○ーシア連邦○ンカウイ島のラ○カウイ空港での様子で、確かマレーシアの著名LCCであるエア・アジアの機体が見えます。

3

あと下記は、今この原稿を書いている成田へのトランスファーの途中における、マレ○シア連邦・クアラ○ンプール空港でのラウンジの様子です。

4

そして、下記は今座っている椅子の後ろの窓からの光景で、遠くにマレーシア航空の機体が見えます。これからMH088で、成田経由で八戸に戻ります。

5

HIT Teamたねちゃんメンバーや八戸工業大学の皆さんには、私の勝手な振る舞いのために色々と迷惑をかけて申し訳ありませんが、自分的には一応、世の中の為になっている気がするので、これからもメンバーと連携協力しつつ、電気電子情報通信技術を駆使したインターネットの可能性をアグレッシブかつひたむきに追求していきたいと思います。

追伸

帰国してから分かったことなのですが、あとの2件すなわち新谷君と赤松君による

○新谷, 若沢, 中山, 中村(団体名: HIT Teamたねちゃん)SNSとストリーミングサーバを利用した観光地に設置し気温・湿度およびカメラ画像や見所情報を安価かつ低運用コストで連続的に投稿公開するBot装置

○赤松, 鈴木, 若沢, 新谷(団体名: HIT Teamたねちゃん)
地元住民や観光客の公共機関での円滑な移動を支援する地域密着型交通ナビシステム

の発表も、それぞれ奨励賞を頂いていたそうです。この奨励賞は全体の11件のうち2件しか受賞されなかったとのことで、同じように価値の高いものだと思います。受賞おめでとうございます。ということで、12月11日’(土)の学チャレ中間発表にて、改めて長谷川学長より表彰状の授与式が下記の通り執り行われました。

1  2

私としては、この2件も同じように大きな成果を上げていると自負していたので、賞を貰えてほっとしています。

3

という訳で、関係して下さいました皆様、受賞に関して暖かいお言葉をかけてくださいました皆様、あらためて色々とありがとうございました。

4  5  6

 

八戸パークホテルで行われるイノベーション・ベンチャー・アイデアコンテストにHIT Teamたねちゃんメンバー3名が参戦します

2016年12月11日(日)、八戸パークホテルにて行われるイノベーション・ベンチャー・アイデアコンテストに、八戸工大 HIT Teamたねちゃんメンバー3名が参戦します。このコンテストは、下記のポスターの通り学生による地域の活性化の方法の一つとして、新しい産業分野や製品の創出、この地域にあったシステムの提案など学生のアイデアを地域に提示し、企業等と連携して実現化することで、この地域がより良くなることを目的としてるそうです。

%e3%82%a4%e3%83%8e%e3%83%99%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%b9%e3%82%93%e3%81%a1%e3%82%83%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%87%e3%82%a2%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%ae

ということは、ICT(情報通信技術)で八戸地区、将来的には青森のまちおこしというか地域活性化を目指しているTeamたねちゃんメンバーとしては、私たちが開発した成果を披露できる願っても無いチャンスという事になります。ということで、たねちゃんメンバーは

○新谷, 若沢, 中山, 中村(団体名: HIT Teamたねちゃん)SNSとストリーミングサーバを利用した観光地に設置し気温・湿度およびカメラ画像や見所情報を安価かつ低運用コストで連続的に投稿公開するBot装置

 
○若沢, 鈴木, 新谷, 佐藤(団体名: HIT Teamたねちゃん)
寒冷地での農業支援の為のインターネットと携帯電話網にて遠隔監視可能な土壌に敷設した温床線の高安定・高精度な温度制御システム

 
○赤松, 鈴木, 若沢, 新谷(団体名: HIT Teamたねちゃん)
地元住民や観光客の公共機関での円滑な移動を支援する地域密着型交通ナビシステム

 
○は発表者, それ以外は協力者

という体制で3件応募し、当日の成果発表に望む予定です。現在は、この発表に用いる大判ポスターを絶賛製作中です。因みに、これらの製品の開発拠点である八戸工業大学工学部電気電子システム学科の某研究室は下記の様な状態で、さながらITベンチャー企業の開発現場の様相を呈しています。

1  2

8

そして、期限以内に製品を完成させる為に、ひっちゃかめっちゃかな状態で作業を続けていたりします。

3  4

良い仕事をするためには、常に整理整頓された状態で粛々と作業が必要という考え方はあるのかもしれませんが、納期が迫っているときにはそんなことは言ってられません。目的達成の為には、作業場所の散らかしも気にせずに、ひたすら努力するのです。

5  6

そして、いたるところに検証用のマイコンや開発された装置が仮設置されて、長期間の試験運用がなされています。

7 10

1

その成果として、このような実用になりマネタイゼーションが可能な装置が出来上がったりする訳です。

9   11

2    3

私は、研究成果の発表の為よく中国に渡航しますが、その帰りには通信ネットワーク機器や電子部品の調達の為、中国の秋葉原と呼ばれる深センの華強北という電気街に寄ることがあります。そこでは、裏路地のスマートフォンの修理屋やベンチャー的な開発(メイカー)解放スペースで、10代、20代の若者が半田ごてを片手に電子回路に格闘している姿をよく見かけます。また、深センや東莞市はスマホやタブレットPC等のベンチャー企業等がしのぎを削っている場所としてその筋には余りにも有名で、無数のメイカーが淘汰を繰り返しながら生き残りをかけ、不眠不休で情報通信機器を開発しています。このことから、実際のイノベーションというものは、実はこのような混沌とした中から生まれるのではと考えています。

ともあれ、2016年12月11日(日)は、我々の開発成果を発表できるハレ舞台であり、万全の体制で当日に望みたいと思います。

 

携帯電話網への接続で任意な場所に設置可能な遠隔監視システムを開発しました

2016年11月10日(木)現在、私たちが開発した携帯電話網経由でネットに接続でき、任意な場所に設置可能な遠隔監視システムににつき、設定などを細かく調整して連続稼動に耐えられるか確認試験を続けています。この様なシステムは以前にも開発が完了していたのですが、今回はTeamたねちゃんメンバーで技術チーフの若沢君が主体となり、システム一式をケースに入れ長期間の連続使用が可能か検証を行っています。装置の写真は下図の通りで、外部からUSBにより電源供給されラズベリーパイというマイコンによる制御により、Webカメラの画像をL-02Cという携帯電話接続用端末経由でインターネット上に放出するものです。

1edit

その際、クライアントと本装置との間はインターネット上に張ったVPNによりセキュアに接続し、カメラ画像の監視が可能となっています。写真の通り、L-02Cという通信端末のLEDが青色に点灯しており、LTEでの接続が確認できます。更に、DNS、VPN、Systemの接続状況が、LEDで確認できるようにもなっています。

2edit

現在3日間程度の連続稼動が確認できていますが、ネットワークの死活監視のために、設定値を調整している状態です。ここで注目したいのは、携帯電話回線によるインターネット接続の契約が200kbpsと低速なため、カメラ画像の処理時のフレームレート(Frame rate)すなわち解像度と、1秒間辺りのフレーム数Fps(Frame per second)を落として送信していることです。つまり、このような低速回線でも下図の通り、そこそこの解像度の画像で動画が転送できています。

%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%92

現在は研究室内での確認のため余り面白い画像ではありませんが、安定動作が確認できたら、そのうち公共施設などに仮設置してみるつもりです。

追伸

その後、たねちゃんのメンバーが青森県階上町の下宿の窓際へ仮設置しました。

%e9%81%a0%e9%9a%94%e7%9b%a3%e8%a6%96%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e9%a2%a8%e6%99%af%ef%bc%91

その後、更に十和田市の山里に設置してくれました。これで本当に実用的な監視が出来る様になったと言えるでしょう。

%e9%81%a0%e9%9a%94%e7%9b%a3%e8%a6%96%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%a0%e3%81%ae%e9%a2%a8%e6%99%af%ef%bc%92%e4%bf%ae%e6%ad%a3%ef%bc%88%e5%8d%81%e5%92%8c%e7%94%b0%ef%bc%89

%e9%81%a0%e9%9a%94%e7%9b%a3%e8%a6%96%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%a0%e3%81%ae%e9%a2%a8%e6%99%af%ef%bc%93%ef%bc%88%e5%8d%81%e5%92%8c%e7%94%b0%ef%bc%89edit

今後この状態で1ヶ月とか3ヶ月単位での長時間の連続運用を行い、問題点を抽出していきたいと思います。

八戸駅コンコース内で種差海岸のライブ画像配信イベントを実施しました


2016年9月24日(土)、25日(日)の2日間、青森県のJR八戸駅(八駅)コンコース内で種差海岸のライブ画像配信イベントを実施しました。特に25日には、十日市秀悦さんの陸奥湊で良く見かけるイサバのカッチャのパフォーマンスや、津軽のりんごのプレゼントなど、青森県・函館ディティネーションキャンペーンのクロージングイベントとともに、イベントに参加することが出来ました。当日は、8時45分に八戸工大バスロータリー前に集合し、種差班3名、八戸駅班6名に分かれてそれぞれ自家用車で現地に向いました。

1  2

種差海岸では、現時点でモバイル百葉箱の恒久的な設置が認められていないのと、NPO法人ACTYや種差海岸インフォメーションセンター等との不要なトラブルを避けるため、種差キャンプ場へ2日分2000円の入場料を支払い、炊事場の横の岩場(岩礁)などが綺麗に見渡せるロケーションの良い場所に昨年度の八戸市学生まちづくり助成金制度で購入させて頂いた移動テーブルを設置し、その上にマイコン、カメラ、温湿度センサ等を固定して生配信を行いました。

3  4

5  6

この様な場所に有線インターネットが来ているわけもないので、携帯電話回線を介してネットに接続します。現在はLTEという技術が普及しており、それ以前の通信システムと比べて通信速度や応答速度(ping)も格段に速く、また多数の端末からの携帯電話基地局への同時接続時の性能も向上している為、動画配信なども簡単に実現出来てしまいます。その際、屋外での配信であることから、電源もバッテリーや携帯型の太陽光パネルを用いて自身で確保しました。

7 8

9 501

実際の中継画像です。この様な綺麗な景色を八戸駅やTwitterサーバ(@hachieki_HIT)に転送しました 。因みに、種差と八戸駅の間は無料通話AndroidアプリのWhatsAppを使って連絡を取り合ってます。MVNOや格安SIM(格安スマホ)を使うと、月300円で音声通話出来ちゃいます。

通信速度がいくら上がってヌルヌルな動画が配信できたとしても、音声通話って何だかんだいって直接的かつリアルに気持ちを伝えられるメディアなんだなと思います。

%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%96%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91%ef%bc%90

10  12

twitter

システムが安定してくれば、後は機械が自動で配信してくれるので、夕方まで機器を見守りながらマッタリした一日を過ごしました。但し、夕方一度撤収しなけらばならないので、2日目の朝にまた同じ場所にセットアップしています。

13  14

15

一方、八戸駅(はちえき)では、種差海岸にて配信したライブ画像を大型液晶モニターで表示展示しました。八戸工業大学の学生は下記のような入構証を身につけて説明にあたります。

16  17

八戸駅での中継の様子です。実際は動画なのですが、動きをお見せできず残念です。

18  19

Twitterでの配信状況もアピールしました。

20  21

22  23

説明に使った補助パネルです。

24

当日は、様々なお客様が内容を見学して下さいました。

25  26

27  28

29  30

31  32

33  34

35  36

37  38

新幹線は時間帯によって30分または1時間に1本到着出発するので、客様がいらっしゃらない時には、この様なゆっくりとした時間が流れます。

39

Teamたねちゃんは八戸の美味しいものの普及活動も勝手にやっているので、八戸グルメのチェックもかかしません。この日はユートリーが運営している産直みたいなところで410円のイカ飯を食べました。中の米がモチモチしていて、とても美味しかったです。

40  41

種差の画像はライブ映像なので、下記のように現地の配信スタッフにもたまにカメラ内に移りこんでもらいました。

42  43

当日の展示では、せっかくライブ配信しても動きがダイナミックに伝わらないこともあったので、次回行う時には、たとえば種差海岸のスタッフとの景品付ジャンケン大会や、もうちょっと動きのあるものの中継や出し物など、コンテンツを工夫したいと思います。写真の液晶ディスプレイ内に写っているのは、種差海岸に居る1年生の赤松君と鈴木君です。今回は種差海岸での裏方の仕事でしたが、いずれTeamたねちゃんの主要メンバーとして、八戸市の活性化のために大活躍してくれることでしょう。

44

という訳で、2日間はとても貴重な体験をさせていただき、デーリー東北様にも新聞記事にして頂きました。最後に、この様な機会を与えてくれましたJR八戸駅の大下様ほか、色々とご指導を頂きました駅員一同の皆様にお礼申し上げます。また、本活動における資金の一部は、平成27年度八戸市学生まちづくり助成金制度を活用して実施しています。その際、昨年度は学生街づくりコンペティションでの成果発表など、市中でのデモンストレーションのきっかけを作ってくださいました、八戸市総合政策部市民連携推進課の石木田誠様をはじめとした市民連携課の職員一同の皆様にもお礼申し上げます。

45

JR八戸駅での種差海岸での画像配信のための最終準備をしました

2016年9月23日(金)は、青森県のJR八戸駅のコンコース内での種差海岸でのWebカメラの画像配信のための最終準備をしました。まずはたねさし海岸に仮設置するWebカメラを接続し、画像を八戸駅やTwitterサーバに伝送するマイコンの最終確認です。問題ないことが確認できたので、暫くそのまま稼動させておきます。

1 2

次は、八戸駅のコンコース内に設置するパソコンとデュアルディスプレイの大型液晶モニタも含めた動態展示の機器一式を梱包して車に積み込み、八戸駅に運び込みます。

3  4

その後、コンコース内の倉庫で携帯電話技術を応用したモバイル回線を含む機器一式を接続し、無事に八戸工大に設置したカメラの画像がJR八戸駅に伝送されることが確認できました。

5  6

これらの実現の為にインターネットVPN(Vertural Private Network)という技術を使っていますが、インターネットやネットワークのちょっとした知識があると、このようなことが簡単かつ安価に出来てしまいます。但し、マイコンへのプログラムの設定やTwitterサーバとの連携は、それなりの技術を必要としますが。

7

というわけで、八工大に戻って今度は種差の機材一式を梱包し、今日の作業は終了です。当日は雨の可能性もあるので、防水グッズも一式、追加購入しました。

8

その際、事前に充電しておいた大容量バッテリーの充放電特性もこのような記録表にシナリオを記入して、実際の屋外での運用時間を見積もるという念の入れようです。

9

以上のように、いくらJR八戸駅様からのご依頼とはいえ、最初は気軽に請け負ってしまった種差海岸の画像の八戸駅のコンコース内での配信なるイベントのため、八戸工業大学から頂いた学生チャレンジプロジェクトの殆どの軍資金と、10人体制での2ヶ月弱のとんでもない労力(マンパワー)をつぎ込む事になってしまいましたが、なかなか出来ない貴重な体験でもあり、準備は万端に整えたので、これもボランティアというか社会貢献だと思って、明日は無給や弁当無しも覚悟のうえで、はりきって本番に望みたいと思います。

 

 

JR八戸駅やTwitterでの種差海岸の画像の配信のため学内説明会を実施しました

2016年9月16日(金)は、JR八戸駅様からの要請によるJR八戸駅での種差海岸の画像の配信のため、学内説明会を実施しました(JR八戸駅様との打ち合わせの様子)

実際の八戸駅構内(入場券が必要)での展示は9月24日(土)および25日(日)の10:00~16:00なのですが、当日は種差海岸と八戸駅に別れて大規模な作業を必要とするため、あらかじめTeamたねちゃんメンバー以外にも八戸工大の電気電子システム学科の学生さんに助っ人をお願いし、リーダーの新谷聖君、副リーダの若沢卓道君を中心に当日を乗り切ろうと考えております。

1 2

実施内容としては、まず種差海岸には副リーダの若沢卓道君と1年生のたねちゃんメンバー2人の合計3人が自動車で移動し、図のようなネットワーク機器を種差キャンプ場辺りに設置します。当日は屋外での運用となり、またバッテリーによる独立電源を必要とすることから、慎重な作業が求められます。

4

本来は、私たちが開発した太陽光パネルを備えた防水防塵の屋外設置型遠隔監視システムを種差海岸に設置すれば、種差側では無人で運用出来るのですが(リンク)、

http://tanechan.elec.hi-tech.ac.jp/wordpress/?p=1251

残念ながら現時点ではそのような設置の許可が得られていないので、今回は2日間、仮設置と撤去を繰り返してメンバーによる監視の下、配信を行う予定です。そして、不測の事態に備え、このように大量のバッテリーを用意しています。

12

これらの装置で、種差海岸にて取得したカメラ画像をJR八戸駅にて下記のように同じく種差海岸の温度・湿度情報と共に配信する予定です。

5

6

ここで重要なのは、種差海岸にはマイコンの装置を2台設置して、1台は動画を八戸駅に転送しますが、もう1台は取得した画像だけでなく温度湿度もTwitterのサーバーに転送して公開し、皆さんのスマホでも確認できるようになっていることです。

7

このように、当日JR八戸駅で展示、公開する内容は一定の技術を必要とするため、お客様へのこれらの説明のためのマニュアルを作成しました。八戸駅ではリーダの新谷聖君を中心として、6名程度の学生が説明にあたる予定です。

8

当日の運用スケジュールです。このように八戸駅班と種差海岸班場別行動となり、合計10名程度の人員によるとても大掛かりな対応が必要です。

9  10

というわけで、当日は準備を整えて万全の体制でイベントに臨みたいと考えております。

実際の実施報告はこちらに掲載されています(リンク)。

3 11