2017年11月22日(水)は青森県六ヶ所村にある核融合研究所の所長先生によるご講演会の後、八戸市役所に近い内丸のロータリー近辺の御食事処にて皆で食事しました。そして、その後のシメ?として、更に八戸市吹上の南国食堂にて唐揚げ定食を食べてみました。南国食堂の唐揚げは以前、八工大の先生だった方に、「おねいさんたちが沢山居て、お金さえ払えばお酒を沢山出して楽しくお話をして癒してくれる店」に連れていってもらった時、元先生の機転で差し入れとして買っていった記憶があるのみです。その後、お店自体はてっきり閉店していたと勘違いしていたのですが、偶然に店の前を通った時、なんとまだ営業していることを知ったのでした。そこで、自称から揚げ博士としてはやはり絶対に負けられない戦いというものがあり、この機会に南国食堂にチャレンジしてみたのでした。
入り口の商品サンプルも昭和的な懐かしい感じです。
営業時間は18:00~翌1:00、定休日は日曜日とのことで、この日は店に到着したのが21:00過ぎということもあり、下記の通りお店の周りがメッチャさびしい感じです。南国食堂の周りの界隈にはその昔、飲み屋が沢山あった様ですが、時代も変わり平成29年の今、大部分が取り壊されて区画整理が進み、 数えるほどの店しか残っていない感じです。夏草や強者どもが夢のあと。そして夜は、この界隈は北の酒場通りというか、場末のスナックといったイケナイ雰囲気となっています。更に、この食堂前は暗闇の中に食堂南国という看板が怪しく光っていました。
という訳で、とりあえず勇気を振り絞って中に入ってみました。
店の中ははっきりいって昭和から時が止まってしまった感じで、その頃に撮られた映画でも見ている様です。
何故か安比高原のマップが。マスターの趣味? 安比は色んなコースがありますな。
その他、武道関係の新聞切り抜きが沢山貼られています。
今は殆ど見かけなくなった、シャープや東芝の水冷式?クーラーなんていうのも残っています。とりあえず一人だったので、今日はカウンターに座ってみました。
先ずもって、カウンターの椅子が渋くていい味出しています。
メニューです。ぱっと開いてみましたが、まず「名物に旨いものあり!!」という意味が分かりません。この部分は何を訴えたいのでしょうか? 気を取り直してその他も一通り見渡してみましたが、他の人のブログではラーメンとかも結構美味しいらしいです。
ただ、かなり前から此処に来る目的は唐揚げの一択だったので、マスターとの若干の会話の末、迷わず1200円の唐揚げ定食を注文しました。奥に厨房があるらしく、注文後はマスターが奥にいって調理していました。因みに私がお店に居る間も何件かの電話があり、注文された料理(唐揚げ?)をおカミさんが出先に届けにいっている感じでした。定食の味噌汁には「つかはらのお麩」っぽい物も入っていました。
という訳で、昔の記憶には残っていなかったのですが、南国食堂の唐揚げはフライドチキンの様な骨付きで、素揚げを手で持って塩胡椒(いわゆるシーズニング)をつけ、かぶりつくという豪快なスタイルでした。鶏自体はカラッと揚がっており、普通に美味しかったです。あと、シーズニングをつけて食べる唐揚げは最近では少なくなった気がしますが、味が調整できて面白かったです。ただ個人的には、骨付きの唐揚げは苦手なので、骨無しのタイプの唐揚げも選べると嬉しいなと思いました。
また、別の日にはカウンターに座ってみました。ソファー的な椅子が昭和テイストでいい味出しています。座るたびにギーギー鳴るのも愛嬌です。
昔懐かしい、麻雀のアーケードゲームも設置されています。
この日はカツカレーを頼んでみましたが、はっきりいってメッチャ美味しかったです。私は金沢カレーが大好きなのですが、何故か南国食堂のカツカレーは、見た目も少し黒っぽくて金沢カレーと同じ様な味がしました。ここの超美味しいカレーを食べると、ココイチとかで食べるのが馬鹿らしく感じます。
皿に刻まれたキッチン南国という文字も、地味に渋いです。
また別の日には、飲み会の帰りに寄って、下記の醤油ラーメンを食べてみました。至って普通のラーメンなのですが、チャーシューが厚くて美味しかったです。あと、飲み会のシメにぴったりな味で、これからも飲んだ後に食べようと思います。
というわけで、他にも美味しそうなメニューがありそうなので、今度はエビフライ定食やトンカツや筋子のお茶漬けとか他のメニューもチャレンジしてみようと思います。
このような昭和テイストな雰囲気を残した店は年々減ってきているので、今のうちに昭和レトロな雰囲気を味わっておきたいお店です。