屋外に設置した太陽光発電遠隔監視システム(2号機)は無事に吹雪を乗り切りました

2016年1月18日(月)の夕方から深夜にかけ、八戸市内は激しい風に見舞われました。なので屋外に太陽光発電遠隔監視システムの2号機を設置したHIT Teamたねちゃんはとても不安だったのですが、無事に吹雪を乗り切ることが出来て一安心です。写真は翌日の1月19日(火)のシステム周りの様子です。

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ご覧の通り、特にパネルは完全に雪に埋もれてしまいました。

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但し2号機自体は今のところ、昨日に引き続き蓄えた電気を消費しつつ、連続動作しています。これを見ると、昨日、本日と全く発電しておりませんが、現時点でバッテリー電圧は12.1Vなので少し余裕があります。このシステムの平均消費電力は2.8W程度なので、あと1日くらいは太陽光による発電がなくても動作を維持できそうです。

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一方、別の場所に設置したシステム(1号機)は12Ahと小さな容量のバッテリーを用いているため、電圧は11.15Vで非常に厳しい状態です。本システムは10.6V程度でバッテリーからの負荷への電力の供給を停止するので、この状態では多分、明日の朝までの連続稼動は見込めません。理由として、この場所に設置したシステムはUSB接続の温度・湿度センサも接続しているので、消費電力が3.2W程度と若干多くなっていることがあげられます。

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というわけで現時点では、八戸市で50Wの太陽光パネルを用いて常時3W程度の消費電力を有する装置を連続稼動するためには、3,4日の悪天候時の蓄えた電力の消費を考慮すると、20Ah程度の容量が大きなバッテリーが必要であると判断しています。

もしくは低消費電力なマイコン、センサおよび無線インターネットアクセス機器を選択し、システム自体の低消費電力化が必要です。これは今後の開発の課題となりそうです。