八戸市白銀の三島湯に行きました

2016年2月28日(日)は青森県八戸市白銀の銭湯(温泉?)、三島湯に行きました。青森県八戸市の白銀地区は、昔は港町として栄え、漁業関係者の方々の憩いの場となっていたそうです。八戸線の陸奥湊駅から蕪島や種差の方面に向かっていくと、三島湯が現れます。

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近くには、スーパーみなとやなどに置いてあり、八戸の人にはおなじみの三島シトロン(三島サイダー)の八戸製氷冷蔵株式会社があります。右の図は、八戸製氷冷蔵株式会社の前から三島湯を望んだところです。

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三島湯は湧き水(井戸水?)を使用しているとのことで、外のパイプからは水が沢山出ていました。それでは、中に入っていきます。

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貼ってある張り紙や、鏡の文字がレトロっぽい昭和な感じです。

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2015年3月の八戸の情報雑誌Amuseにも掲載されたそうです。右はレトロな体重計、番頭のおばさんが働き出す前からここに置いてあったとのこと。

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私は、子供のころ、親戚のみかんの倉庫で、こんな計りを見た気がします。重さの単位が貫というのは、私には理解不能です。そういえば百貫○○なんて言葉があった気もしますが。

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脱衣時の入れ物も、最近で見たことのないような籠で懐かしさがあります。床は今更張り替えるのはお金がかかるとのことで板敷きをずっと使い続けているとのこと。この床、小学校や中学校の校舎で見た懐かしい感じです。

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肝心のお風呂は、かなり熱めで気持ちよく入れます。脱衣所が暖かいので、湯冷めしないのも自慢だそうです。番頭さんの娘さんは2人とも県外に出ていて、一人で店を切り盛りしているとのこと。今は周辺に住んでいる人も少なくなり寂しくなっているとのことで、色々と残念です。近くに双葉湯という、もう少し大きな銭湯もあったので、競合状態になっているのでしょうか?

私はたしか2010年ごろ富山駅の駅前で、AP-RASC2010という国際会議での発表の帰りにこのような造りの銭湯に入った記憶がありますが、置いてあるものも含めて昭和でレトロな感じの銭湯は、今では珍しい貴重なものになっていると思います。とても良い雰囲気で入浴できるのでぜひおススメな銭湯です。

八戸市中心街のはっちにて八戸市学生まちづくりコンペディションで成果発表を行いました

2016年2月27日(土)は八戸市中心街のはっちにて、八戸市学生まちづくりコンペディションでの活動成果発表を行いました。

発表件数は

  1. プレーパークを作ろう! 八戸学院短期大学幼児保育学科 差波ゼミ

2. 八戸ご当地LINEスタンプ・グッズの制作 八戸学院短期大学 池田ゼミナール

3. 種差海岸の今を世界に発信!!種差なう HIT Teamたねちゃん(八戸工業大学)

4. 菊を用いたスイーツと駅弁の提案 八戸工業大学 食品研究会

5. コロンブスの卵プロジェクト 八戸高専 科学部

の全5件です。みなさんオリジナリティあるれるすばらしい発表でしたが、僭越ながら私どもの発表した内容についてレポートさせて頂きます。発表者は統括リーダの田畑圭一君です。

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私たちは2011年3月11日の東日本大震災を体験し、この震災からの八戸の復興の様子や八戸の観光地、地域の食などをICTを用いて発信する事を考えました。HIT Teamたねゃんは2014年度に発足し、今年度は2年目ということから、昨年の反省点を踏まえ年度初頭に活動計画を立てました。そして、その計画したことを2015年7月にマニュフェストとしてホームページに公開(PDF)しました。

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そしてこの計画の下、まず行ったことは八戸市内の観光地やイベントを取材することです。種差トレッキングツアーや舘鼻岸壁の朝市、ユートリー、南郷区島守のウォーキングツアー、はっちや公会堂、市内の温泉や食堂など様々な場所の取材を行いました。

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取材した内容は、2015度に新たに八戸工大内に設置したWord Pressサーバに構築したブログにて逐次インターネット上に発信していきました。googleアクセスランキングでも1位となる検索キーワードがあり、行ったことの社会的な影響はあったと考えます。

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また、市内の見所やグルメ、たねさしマルシェなどの取材内容をB1パネル化して中心街のはちのへホコテンやファッションビルのチーノに持ち込んだり、ノートPCでブログの紹介をするなどの街頭宣伝活動を行い、八戸の魅力をPRしました。

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さらに、2015年10月4日の種差海岸インフォメーションセンターでは、私たちが2013年度に開発したマイコンとカメラなどのセンサ機器により八戸の魅力を世界に配信するシステムを市民に制作して頂く講習会を行うと共に、種差海岸の綺麗な景色を生配信しました。

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そして、その後の2014年度に一斉配信機能などを追加した八戸の魅力を配信するシステムを、2015年度は太陽光パネルによる独立電源とともに防水耐候ケースに入れ八戸市内の観光地や公共施設の屋外に設置し八戸の魅力を配信することを考え、2015年12月末から耐久試験を行いました。この装置は途中の大雪にも負けず、2ヶ月以上にもわたり太陽光パネルによる自然エネルギーのみで連続稼動できています。この実績をもとに、架台付50W太陽光パネル(内1台は100W)を6台、屋外設置型3台を含む遠隔監視システム2を計5台、2016年2月中に量産完了しました。

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最後に私たちが行ったことに対して、目標達成率の自己評価による点検を行いました。今後のアクションアイテムとして、機器の八戸市内の観光地や公共施設の設置や、震災からの復興状況の取材とブログでの公開を早急に行う必要があると考えます。

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発表後は八戸市の先輩の方より、今の種差を取材するのもいいが、江戸、明治、大正、昭和と過去の種差の様子を識者から取材して公表していくことも必要との貴重なご助言を頂きました。

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最後になりますが、本活動に際しまして、様々なご助言ご指導を下さいました、八戸市総合政策部市民連携推進課市民協働グループの皆様および、種差海岸インフォメーションセンター(NPO法人ACTY)の皆様、八戸工業大学社会連携学術推進室の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

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たねさしマルシェ(種差マルシェ)の宣伝パネルを作成しました

変遅くなりましたが、下記の通り2015年10月4日(日)に取材を行った、たねさしマルシェ(種差マルシェ)の宣伝パネルを作成しました。取材量が膨大であったため、【パートⅠ】【パートⅡ】の2部構成となっております。ご協力を頂きました各位に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

たねちゃん活動報告パネル【パートⅠ】

たねちゃん活動報告パネル【パート1】

たねちゃん活動報告パネル【パートⅡ】

たねちゃん活動報告パネル【パート2】

詳細については、下記のリンクをどうぞ

2015年10月4日に行われた“たねさしマルシェ”の取材報告

八戸市の南部会館と市庁舎前でえんぶりを鑑賞しました

2016年2月20日(土)は八戸市の南部会館と市庁舎前で、国重要無形民族文化財の八戸えんぶり2016を鑑賞しました。まずは八戸市庁舎前の広場に行ってみます。

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今年は雪が極端に少なくて、私が行った当日はあいにくの雨でしたが、えんぶりの公演はそんなことにもめげず開催されます。それでは、南部会館の敷地内に入ることにします。

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この建物は踊りのお披露目などで利用できるようです。

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南部会館の門は、八戸城角御殿表門を移築したもので、県の重宝に指定されているようです。

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2月17日から2月20日のえんぶり開催期間中は、無料休憩所として開放されているようです。

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本日の催し物です。売市組のえんぶり公演の他、ミニ烏帽子作り体験や八幡馬絵付け体験、さらにはDVD上映、写真・切り絵の展示も行われています。

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それでは南部会館の中に入ることにします。

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私は売市組のえんぶり公演がお目当てです。

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せっかくなので、ホットコーヒーと共にせんべい汁も頂きました。久しぶりに食べましたが、鶏の出汁が利いていて、野菜も豊富でとてもおいしかったです。

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お腹が一杯になったところで、中庭を鑑賞しました。以前、ここでのえんぶりの舞いも見たことがある気がします。

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パンフレットも頂きました。太夫が被る烏帽子は馬の頭を表現しているとも言われ、組により絵柄が異なり、芸術性が高くえんぶりの象徴となっています。たてがみには五色の色紙が厚く貼り並べているそうです。

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えんぶりの演目内容は、摺りこみ、摺り始め、末の舞、喜び舞、エンコエンコ、中の摺り、大黒舞、えびす舞、摺りおさめ、くろ留めなどが一般的のようです。

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えんぶりは年の初めに豊年満作を祈る民俗芸能で、約八百年前に甲斐の国(現在の山梨県)から八戸にやってきた南部光行きの家来たちによって始められたと言われているそうです。

全国に田遊び、田植踊りといった芸能が残されていますが、えんぶりもその一種といわれ、名称は田んぼのの土をならす柄振・朳という農具に由来されているとのことです。

それでは16:30より、売市組の公演の始まりです。えんぶり組は、烏帽子を3ないし5人の太夫が中心となり、親方、囃子手、舞手などの20~30名で構成されています。

先ずは、摺り始めです。型としては、唄や仕草がゆったりとした「ながえんぶり」と勇壮活発な「どうさいえんぶり」の2種類がありますが、売市組は「ながえんぶり」とのことです。

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女の子たちの舞です。

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男の子の舞です。

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再び、女の子たちの舞です。

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金属の輪を使ったパフォーマンスです。輪を一瞬にしてつなげる手品のような演技が圧巻です。

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男の子の舞です。

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これも、男の子による鯛を釣る定番な舞です。撒き餌をまいて糸をたらすと引きがあり、一度はばらしてしまいますが、最後には釣れるというストーリーが面白いです。

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再び女の子たちの舞です。

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摺り収めです。えんぶりを鑑賞していると、不思議と江戸時代などの昔にタイムスリップした気になりました。普段はセコセコと仕事のことばかり考えているHIT Teamたねちゃんですが、こころの息抜きと余裕を持つことは大事だなと思いました。

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せっかくなので、18:00から市庁舎前で開催されるかがり火えんぶりも鑑賞しました。かがり火が幻想的な感じです。

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えんぶりの協賛者には、我らが八戸工業大学のほか、文房具でお世話になっている金入(カネイリ)や三八五バス、お歳暮でお世話になっている三春屋さんなどが名前を連ねています。

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沢山の観客の前で披露された荒谷えんぶり組みの舞です。私はかがり火えんぶりを見るのは初めてだったのですが、とても厳かな感じでよかったです。

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というわけで、北東北の春を呼ぶ祭り、日本の伝統を考えされるとても意義深い催しです。八戸市外、青森県外の方々も、一度は来八されて鑑賞されることをおススメします。

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八戸工大のエジソンクラブで八戸市の屋外設置用防水防塵耐候型センサ情報遠隔監視システムを量産しています

2016年2月4日(木)の午前中はとても良い天気で、現在2台稼働中の自作による超小型・安価で運用コストの低い太陽パネルによる太陽光発電も含めたLinux OSで制御されたラズベリーパイというマイコンによる遠隔監視システムは順調に稼動しています。そのうちの一台である一号機は、さらに大きな容量のバッテリーを装着時の充放電特性を確認するため、12V 45Whの蓄電池に換装しています。

そして、1ヶ月以上にわたる屋外設置での実績も出来てきたので、いよいよ装置一式を八戸市内の観光地などの屋外に配置するため、HIT Teamたねちゃんメンバーは八戸工大のエジソンクラブにて防水防塵耐候型センサ情報遠隔監視システムの量産を開始しました。

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4年生の技術チーフである菊地君の指導のもと、技術担当の3年生の若沢君と坂本君がそれそれ1台、計2台の八戸の綺麗な景観などをリアルタイムで配信出来る防水防塵耐候型遠隔監視システムを製作しています。

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実際の海岸や施設、公園などの公共的な場所への設置には、システム自体が火事や危害を与えないかなどの安全性や耐久性、防犯対策など、様々な問題をクリアしなければなりませんが、関係の方々と協議を進めながら、実現が出来ればと考えております。