2016年2月27日(土)は八戸市中心街のはっちにて、八戸市学生まちづくりコンペディションでの活動成果発表を行いました。
発表件数は
- プレーパークを作ろう! 八戸学院短期大学幼児保育学科 差波ゼミ
2. 八戸ご当地LINEスタンプ・グッズの制作 八戸学院短期大学 池田ゼミナール
3. 種差海岸の今を世界に発信!!種差なう HIT Teamたねちゃん(八戸工業大学)
4. 菊を用いたスイーツと駅弁の提案 八戸工業大学 食品研究会
5. コロンブスの卵プロジェクト 八戸高専 科学部
の全5件です。みなさんオリジナリティあるれるすばらしい発表でしたが、僭越ながら私どもの発表した内容についてレポートさせて頂きます。発表者は統括リーダの田畑圭一君です。
私たちは2011年3月11日の東日本大震災を体験し、この震災からの八戸の復興の様子や八戸の観光地、地域の食などをICTを用いて発信する事を考えました。HIT Teamたねゃんは2014年度に発足し、今年度は2年目ということから、昨年の反省点を踏まえ年度初頭に活動計画を立てました。そして、その計画したことを2015年7月にマニュフェストとしてホームページに公開(PDF)しました。
そしてこの計画の下、まず行ったことは八戸市内の観光地やイベントを取材することです。種差トレッキングツアーや舘鼻岸壁の朝市、ユートリー、南郷区島守のウォーキングツアー、はっちや公会堂、市内の温泉や食堂など様々な場所の取材を行いました。
取材した内容は、2015度に新たに八戸工大内に設置したWord Pressサーバに構築したブログにて逐次インターネット上に発信していきました。googleアクセスランキングでも1位となる検索キーワードがあり、行ったことの社会的な影響はあったと考えます。
また、市内の見所やグルメ、たねさしマルシェなどの取材内容をB1パネル化して中心街のはちのへホコテンやファッションビルのチーノに持ち込んだり、ノートPCでブログの紹介をするなどの街頭宣伝活動を行い、八戸の魅力をPRしました。
さらに、2015年10月4日の種差海岸インフォメーションセンターでは、私たちが2013年度に開発したマイコンとカメラなどのセンサ機器により八戸の魅力を世界に配信するシステムを市民に制作して頂く講習会を行うと共に、種差海岸の綺麗な景色を生配信しました。
そして、その後の2014年度に一斉配信機能などを追加した八戸の魅力を配信するシステムを、2015年度は太陽光パネルによる独立電源とともに防水耐候ケースに入れ八戸市内の観光地や公共施設の屋外に設置し八戸の魅力を配信することを考え、2015年12月末から耐久試験を行いました。この装置は途中の大雪にも負けず、2ヶ月以上にもわたり太陽光パネルによる自然エネルギーのみで連続稼動できています。この実績をもとに、架台付50W太陽光パネル(内1台は100W)を6台、屋外設置型3台を含む遠隔監視システム2を計5台、2016年2月中に量産完了しました。
最後に私たちが行ったことに対して、目標達成率の自己評価による点検を行いました。今後のアクションアイテムとして、機器の八戸市内の観光地や公共施設の設置や、震災からの復興状況の取材とブログでの公開を早急に行う必要があると考えます。
発表後は八戸市の先輩の方より、今の種差を取材するのもいいが、江戸、明治、大正、昭和と過去の種差の様子を識者から取材して公表していくことも必要との貴重なご助言を頂きました。
最後になりますが、本活動に際しまして、様々なご助言ご指導を下さいました、八戸市総合政策部市民連携推進課市民協働グループの皆様および、種差海岸インフォメーションセンター(NPO法人ACTY)の皆様、八戸工業大学社会連携学術推進室の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。