「ICT」カテゴリーアーカイブ

八戸工大一高の見学会のため大学内で展示発表しました

2015年12月2日(水)は八戸工業大学第一高等学校の1年生の生徒のため大学の見学会が大学内で開催されました。HIT Teamたねちゃんメンバーとなかまたちもこれに協力するため、屋外設置による太陽光パネルによる自家発電設備を備えた発電状況のモニタリング機能を有するLinuxマイコンによる屋外設置型センサ情報遠隔監視システムを用いた八戸市を活性化する仕組みなどについて、生徒に分かりやすく説明していました。

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八戸工大二高の生徒さんたちも、大学生自らの活動成果でもあることから、真剣に聞き入っていました。

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ちなみに上の写真は同じ学科の関研究室の4年生、蛯子君による研究内容の説明です。

Linuxマイコンによる屋外対応型遠隔監視システムを絶賛・量産中!!

2015年11月26日(木)現在、HIT Teamたねちゃんメンバーは遠隔監視システムを八戸市の各所に配置するため、Linux マイコンを搭載した超小型で安価な運用コストの低い屋外対応型遠隔監視システムを八戸工大のエジソンクラブで自作しつつ絶賛・量産中です。防水加工も含めた作業を多くこなす必要があり、またこのシステムは太陽光パネルによる独立電源を有する、震災に強い防災のためのネットワーク・センシングシステムでもあるため、メンバーは労働に対し正当な対価を得る仕事として、量産のためアルバイトにて着々と作業をこなしています。これらのシステムが八戸の活性化のみならず、震災からの復興にも役に立てばと考えております。

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ところで、このエジソンクラブ、八戸工業大学工学部・電気電子システム学科のものづくりスタートアップ・スペースとしても機能しています。最近、安価な3Dプリンタや半導体チップの普及、さらにはソフトウェア技術の発展により、斬新なアイデアと熱意さえあれば、キックスタータなどクラウドファンドの助けを借り、1人で物を作って世の中に送り出すことが可能になってきています。

このような動きは日本ではDMMメイクなどが音頭をとっている秋葉原が有名ですが、実は米国・英国など先進諸国はもちろんのこと、中国の深圳(シンセン)や東莞(トウカン)などの有象無象のスマートフォンメーカや、それらに用いる電子部品を扱う華強北路などでも見られる風景で、そのへんのスマートフォンの修理屋や電子部品屋の奥で、若者が半田ごてを片手にせっせと電子回路の配線をしています。

私は国際会議での自身の発表のついでに中国の秋葉原と呼ばれる深センの華強北(ファーチェンペイ)にある電気街や、広州、上海、杭州市などに訪れ、特に若者によるものづくりや仕事に対する熱意に圧倒された記憶があります。現在、中国のIT不況が囁かれていますが、このような混沌とした雰囲気や情熱から新しいモノや価値が生まれているのではと考えており、八戸工大のエジソンクラブもそのような新しい価値の発信場所となることを願っております。

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青森市浪岡・細野相沢地区にある細野相沢温泉「山の湯」に行ってきました

2015年11月22日(日)に青森市浪岡の細野相沢温泉「山の湯」に行ってきました。せっかくなので浪岡の道の駅、アップルヒルに寄りました。なにやら収穫祭なるものを開催中のようです。

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乾物、珍味問屋の青森市古川のあきやまさんです。左の奥に列が並んでいます。

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この日は東北町産の長芋とゴボウを安値で買えるとのことで大行列でした。

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写真右は細野大沢の親類が買った一袋500円のゴボウ、右は関係ないですが、鮭の切り身です。良く煮込まれたおでんも頂き、美味しかったです。

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浪岡はりんごの町なので、道の駅の前にもこのように美味しそうなりんごが並んでいます。

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私は県外出身なので、りんごにこのような沢山の種類があるとは知りませんでした。

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りんごの木のアートと大関・隆の里です。隆の里関は浪岡出身らしいです。

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お土産売り場にあった、舞の海ラーメン、津軽は力士物がおおいですな。右の写真の通り、産直はりんごだらけです。

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他にも果物や、小山せんべい

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青森市の浅草焼き(関東の人の言うところの今川焼)など美味しそうな店が連なっています。

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それではいよいよ目的の温泉に移動します。このような山道をひたすら登っていきます。

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途中に八幡宮があり、とても歴史的に価値のあるもののようです。参道を進んでいきます。コンクリートが苔むしていていい感じです。

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鳥居をくぐると小屋が見えてきました。お盆には神事?みたいな事が行われるそうです。

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鳥居を抜けて階段を上っていくと、馬頭観音があります。

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せっかくなので、お賽銭を入れてお参りしました。

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さらに階段を上っていくと、沢山の狛犬があります。

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昭和17年のものもあり、歴史を感じさせます。

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本堂にやってきました。

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個人的には、昭和32年に設置された電電公社(現NTT)の電信柱が気になります。過去にはここまで、有線電話が引かれていたようです。あと、句碑の苗字には細川、奥瀬、雪田が多いです。

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出征して戦没した方の句碑のようです。色々と感慨深い神社でした。

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せっかくなので温泉の横を通り過ぎ、さらに道を登っていくと、NTTドコモ浪岡細野無線局があります。この局は2015年の初頭からBand19(800MHz帯)でLTEでの携帯電話ネットワーク接続サービスを開始しています。実際に対応する無線LANルータでLTEでのインターネットの接続を確認できました。このような山奥にまで4Gの携帯電話基地局を打って地域住民に貢献してくれるなんて、NTT docomoさんはすごいなと思います。

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山道を戻ってきて目的地の山の湯に向かいます。

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この看板のところで横道に入っていくと、旧小学校の敷地内です。写真の細野山の家ではたまたま、「細野相沢地区 山の家まつり」が開催されていました。

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石釜ピザ販売・体験、炭アート体験、民謡ショー、作品等の各種展示、模擬店など楽しそうです。

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近隣住民にも情報が配布されていた様です。旧小学校の体育館の中に入ってきました。中では、焼きそば、おでん、豆大福、おいなりなど、いろいろな食べ物をお酒と一緒に楽しめます。

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また、芸能コーナーとして、山本社中による民謡、歌謡、手踊りも開催されていました。

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私はせっかくなので、石釜ピザを頂きました。普通においしかったです。山の家の2階に設置された特設コーナーでは、石釜でのピザ体験も出来るようなので、今度試してみたいです。

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そして、細野山の家の隣に今日の目的地、山の湯があります。入っていって自販機で券を買いおばちゃんに渡したところ、「今来たのか?」などと話しかけられました。

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早速、靴を脱いで脱衣場に向かいます。新聞にも掲載されたことがあるようです。今年度は残念ながら11月30日で終了のようです。

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ボイラーも手作り感満載で、いい味出してます。実際のお湯は、ほんのりと茶色で硫黄っぽい匂いもして、ザ温泉的なお湯でとても温まります。私は男湯でしたが、女性の浴室からは楽しそうな話し声が聞こえてきました。地域の方の憩いの場になっているのだと思います。また、隣りの山の家で休憩することもでき、敷地から出なければ、何回入り直してもその日のうちは300円で入り放題だそうです。

 

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帰りは、黒石市の方に抜けることも出来ます。かなり山奥にある温泉ですが、途中で色々と発見も出来て、なによりお湯がいい感じでお勧めです。冬季は休業するようなので注意が必要です。

追伸

2016年は3月15日(火)から営業が開始されるそうです

営業時間 AM8:00-PM8:00

あと、毎週第3土曜日は、施設メンテナンスのため休業日だそうです。

太陽光発電モニタリングシステムを配線しマイコンによる遠隔監視システムに組み込みました

2015年11月20日(金)は教材用太陽光発電モニタリングシステムを自作するため配線して、マイコンによる遠隔監視システムに組み込みました。写真の上から左がラズベリーパイというLinux OSが動くマイコンで、その右が太陽光発電コントローラです。さらにその下にある小さな四角い緑の基板が電流・電圧センサです。

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このシステムでは、太陽光パネルからバッテリに供給されたりバッテリーから装置に供給する電力の電圧・電圧をモニタリングし、I2Cという通信法でマイコンに取り込むことが出来ます。

将来的には太陽光パネルによる充電電力、機器での消費電力の時間変化を観測して記録し、八戸の屋外での発電特性を記録しようと思います。

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この装置は防水ケースに入れて、種差海岸や白浜海岸などに仮設置したいと考えておりますが、これにとどまらず、たとえば八戸市内の小中学校の屋上などに置かせてもらえれば、児童・生徒の理科教育の手助けにもなるのではと考えます。

私事で恐縮ですが、色々と一生懸命考えていると、面白いアイデアが突然浮かんできます。そういえば中学生か高校生のころ、東北大名誉教授の西澤潤一先生の本で、「考え抜くことを徹底して持続すること」の重要性が書かれていたのを読んだ気がします。

色々と考え抜いて、八戸のためになることを思いつくのが楽しみになっている、最近のHIT Teamたねちゃんメンバーなのでした。

屋外に設置予定の遠隔監視システムの防水加工を行いました

2015年11月10日(火)は八戸工大のエジソンクラブ内にて、私たちが開発していて八戸市内の屋外に設置し八戸の魅力を配信予定のWebカメラや温度・湿度センサを備えた、Linux OSで制御されたマイコンによる遠隔監視システムの防水加工を行いました。まずはボードに穴を開けバリを取って、マイコン、Webカメラ、充放電コントローラなどの各機器をネジで固定したのち、プラケースに取り付けバッテリーを設置します。

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さらに、防水プラケースに穴を開けて余分なプラスチックを削り、太陽光パネルからの電気エネルギー供給用のケーブルをドレンホースに通したのち、ドレンホースと防水プラケースをコーキング剤で固定して防水処理を施せば、とりあえず完成です。2、3日このまま放置してコーキング剤が乾くのを待つとします。

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普段はICTの最先端な研究をしているHIT Teamたねちゃんメンバーですが、機器の防水作業は初めての体験です。これから色々と困難があるかもしれませんが、先日の下町ロケットで佃社長が「穴をあける、削る、研磨する。技術がいくら進歩しても、それがものづくりの基本だと思う」と言っていたことが身にしみた一日でした。