八戸工業大学第二高等学校を対象として種差海岸の画像配信実習を行いました

2015 年8月4日(火)~8月6日(木)の3日間にわたり工大二高の1年生の5名、2年生の1名の合計6名の生徒に対し、八戸工業大学と八戸工業大学第二高等学校との工大連携として平成27年度八戸工業大学サマーサイエンスプログラム・略称HIT-SSPという企画の一環として、大学の学科ごとの実習担当者により集合場所であるメディアホールでの出迎え見送りや実習場所への案内も含め、3日間の講座として工学に関する実習を行いましました。

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1日間をICTに関する講義および、事前にスタッフにより構築されたシステムの確認と、これから用いるシステムの使用法の修得に割り当てた。そして、2日目は種差海岸へと移動し、受講者のスマートフォンにVPNを設定させ、自身の携帯電話回線でセンサ情報の取得を行うことにより興味を引き出すとともに、マイコンとセンサ機器を窓際へ移動して種差海岸からの画像を配信して八工大のサーバに集約させ、これを各自のスマホで確認させた。さらに八工大に帰ってからは成果発表のためのスライドの作成を指導した。そして3日目は、成果発表のためのスライドの作成と発表練習も指導し、成果発表会に望みました。

今回は種差海岸のカメラ画像を八工大のサーバに集約しインターネット上に公開した。その様子を図に示す。これより、ブラウザで誰でも種差の様子が確認できていることも分かります。

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学生は八工大で設定した機材を種差に移動して持ち込んで配信できたことに感動しているので、次回はカメラを種差に設置したまま八戸工大に戻り、種差の画像を八工大で確認することにもチャレンジしたい。また、種差海岸インフォメーションセンターから窓越しで海岸を映した画像は逆光の影響により、コンピュータで取り込んだ画像が白く見にくくなってしまった。肉眼では海岸線もはっきりも見えていたので、単純にWebカメラの性能のせいであると考えるが、次回の配信時には屋外等の用途で逆光に耐えられるWebカメラの選定も必要であると考える。さらに可能であれば、独立電源と共に屋外である種差海岸にシステムを仮設置し、インフォメーションセンターで温度湿度や画像を確認することも試みたいです。