弘前城公園でワールドオートバイサーカスを観戦しました

2016年4月22日(金)はさくらまつりのプレ日で桜が満開の中、青森県弘前市の弘前城公園でワールドオートバイサーカスを観戦しました。私は数年前にもゴールデンウィーク期間中に弘前城公園に訪れ、この出し物の前まで来てハデハデしい建物が妙に気になり、入場してみようかと迷っていたのですが、その時には諸事情により入らずじまいでした。しかしその日の夜に浪岡の山奥にある連れの実家でネットの(樽を駆け回るワールドオートバイサーカス、日本財団)という記事を読んで、その歴史と奥の深さに感動してしまい、見なかった後悔と共に次に弘前城の桜祭りに来たときには必ず見なければという使命感に駆られていたのでしたが、今回そのタイミングに恵まれたのでした。

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オートバイサーカスはお化け屋敷と共に毎年同じ場所に設置していると思われ、近くには三忠食堂があったりします。入り口では、ローラーの上で手放し運転などのデモンストレーションなどがされて入場を促しており、すでにこの時点ですばらしいバイクアクションを期待してしまいます。

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ということで、おばちゃんに促されて入場料700円を払い、建屋に入っていきました。そして急な木の坂を登っていくと、巨大な樽から中を覗き込むことができます。中心には安全祈願のためか、お神酒が奉納されています。この日は、外国人の観光客の方も沢山観戦していました。暫くすると選手の登場です。最初は地面を周回していますが、勢いがついた時点で一気に樽の周りを回りだします。このとき、完全に楽しむためには、さらに1000円札が必要です。お札を樽の中に差し出してじっと待っていると、パートナーの方が、その方向を指差します。そうすると選手が周回しながら徐々に自分に迫ってきて、ついには、差し出したお札を一瞬のうちにもっていきます。その瞬間は恐怖で固まるのですが、受け取ってもらった達成感で、こちらも興奮状態になってしまいます。他の客がお札を差し出すのを見るのも楽しいですが、本当に感動を味わいたかったら、やはり自分でおひねりを差し出したほうが楽しめると思います。さらに回りながらの手放しや、目隠し、樽の淵の上部ぎりぎりの場所の周回など、様々なテクニックで見学者を魅了させてくれます。

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現在は藤田さんが選手兼団長?としてサーカスを牽引しているとこのことです。藤田さんは何と、私も子供の頃に見たと思われるキグレサーカスの団長だったそうです。また、興行が北海道であることが多いためか、以前は札幌市出身の選手が多かったようです。というわけで、10分間ぐらいの観戦ですが、技を極めて限界に挑戦している選手を目の当たりにし、勝手ながら自分の人生と照らし合わせて、色々と考えさせられてしまいました。ちなみに私の連れは、子供のころにこの場所でバイクサーカスを見たことがあり、私の母親は静岡市の浅間神社で同じ様な?ものを見た記憶があるとのこと。すばらしい昭和から続くオートバイアクション、いつまでも末永く続けていただきたいと思います。

追伸

2017年5月3日には再び弘前公園に訪れ、オートバイサーカスを観戦しました。この日は藤田団長が自ら小屋の前でデモンストレーションをされていました。

 

中に入ってきました。スタッフの皆さんが去年と異なっています。新しく入団されたのでしょうか?弘前の銘酒であるじょっぱりの樽が目立っています。

選手の登場です。この日は観客に手を振ってくれました。ちょっとうれしかったです。

樽の周りを回りだしました。この日は多くの方がおひねりを差し出していて、いい感じでした。私がこの日、幾らのお金をここに貢いだのかは、連れには秘密です。またYoutubeで見た日の丸の国旗を頭に被せて運転する模様も見れて良かったです。ただ、スマホだと樽を回っている選手の様子を撮るのは無理のようです。

せっかくなので、記録用に樽の周りの写真も撮っておきました。

手作りな感じですが、事故があったら大変なので、綿密な建付けがなされているのだと思います。

というわけで、来年もまた見に来たいたいと思います。